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まだ、書き始めたばかりなので題名もありません。
更新も遅いと思います。
手探りなのでポエム感あったりするかもですが、読んだ感じどんなか教えて頂けると幸いです。
アサガオが咲く梅雨の時期。
雨が絶え間なく僕たちを包むように降り続く。
地を打つような太い雨が僕たちの足元を濡らす。
髪が長い彼女は濡れた髪が鬱陶しいのかいつの間にか後ろに一本にまとめていた。
「ねぇ、出会い方が違ったらお互いに特別な存在に慣ってたかな。」
隣にいる彼女を見ると必死に涙を堪えようと唇を嚙んでいる姿があった。
あぁうんざりだ。
彼女の言葉を聞いた僕は、なんだ、彼女も同じことを求めるのか。
結局みんな最後には同じことを言って終わるのに、
だが、間違いだったと気づくにはそう時間はかからなかった。
「ただ、友達になれたかもしれないなって」
さっきとは違って頬を少し赤めさせながらニコッと微笑んだ。
"愛して欲しかった"と泣かれると思っていた僕は物凄く恥ずかしくなって彼女から顔を背けた。
「なんで」一言呟くように問う。
「んー強いて言えば、楽しいから?」
「疑問形かよ」
ツッコんだねって彼女は目を細めて笑いながら嬉しそうに言った。
「どんなことでも笑いあえるって素敵と思わない?」
「まぁな」自然と僕も口角が上がっていた。
雨が止む気配はない--------