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風の吹く世界で

作者: レッサー

風は吹く。どこまでもどこまでも遠く、風は吹く。


風の吹く世界で私たちは、生きている。


たとえ暴風であろうと、立ち上がる。


たとえ逆風であろうと、突き進む。


風は、教えてくれる。


自分の気持ちに気付かせてくれる。


気持ちを静めてくれる。


しかし、時には心を大きく揺さぶる。


ざわざわとした感情が湧き上がってくる。


風を善か悪かと問われれば、どっちと答えるか。


風は、どちらともに言えるのだ。


ある時は、善の心を教えてくれる。


ある時は、悪なる心を揺さぶってくる。


天使の言葉を運んでくれる。


悪魔の言葉を囁いてくる。


あなたは、どちらの風を選び取るか。


逆風にも暴風にも耐えられるか。


「世界を駆ける風であれ」「人々を惑わす風であれ」


風は、自分の心の中で常に吹き渡っているのだ。


周りの影響を受けやすいのだ。


「あいつが憎い!復讐してやる!」


惑わす風を受けるとき。


「世界を幸せで包むんだ!」


世界を駆ける風を受けるとき。


誰もが自分のオリジナルを持っている。


その心の中の風を自分のものにするには、受け止めることだ。


抗うことなかれ。善なる風を選び取ってほしい。


悪なる風を打ち返せるような力を秘めるのだ。


決して、惑うな。


決して、唆されるな。


荒ぶる風をも押しのけて、世界へ羽ばたく風になれ。


人々を変えられるような翼であれ。


人々を包めるような清き風であれ。



               「世界を駆ける風の話」



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