ただのプロローグその2
投稿は不定期です。ご了承下さい。
プロローグ
「ん、ここは..」
気がつくと俺は真っ白な空間に横たわっていた。
「あ、やっと起きた!」
どこからか若い女の声が聞こえた。
声のする方を向いてみるとそこには少女が屈みながら俺を見下ろしていた。
しかもだだの少女ではない銀色の長い髪豊満で形の良い胸整った顔を持った超絶美少女
そんな美少女が俺にいきなり
「あんたさーちょっと異世界に行ってくれる?」と言ってきたのだ
そりゃあ俺もこうなるよ
「は!??」
「ちょうど消えたいとか思ってたんだしいいよね!」
俺の頭はこの状況を理解できないでいた。……何だこの女?
「ちょっと待てよ、あんたはいったい」
「ん~そうだな~あんたら人間で言うところの神様みたいなもんかな?」
「なんだそのラノベのテンプレみたいなセリフは!」とか思いつつも俺は話を続けた。
「異世界って?」
神と名乗った女は答えた
「異世界は異世界よ!剣と魔法の世界!」
「まじで?」
「マジ」
唖然としながらも俺は質問を続けた。
「俺はその世界に行って何をすればいいんだ?」
女はさほど時間もかけず答えた
「別に何をしてもいいわよ?」
それは俺にとって意外な答えだったが同時に理想の答えでもあった。
「ホントに何もしなくていいのか?」
「別に何をしても構わないわ、私の仕事は絶望から人を救うことだから」
.....なんだか答えになっていないような気がしたけれどまあいいか!あんな人生に未練は無いし
「わかった行くよ」
「それじゃあ特典として何か1つ能力をあげる」
「能力!」
男心をくすぐるその言葉に心がときめいた。
「やっぱりあんたも男の子なのね。クスクス」
少しからかわれてなんだか恥ずかしくなった。
「で、何の能力がいい?お進めは経験値倍増とかだけど」
「いや、そんな目立つ能力はやだなあっちではなるべく目立ちたくないんだ」
少し考えて俺は答えを出した。
「目立たなくなる能力とかあるか?
「目立たなくなる能力?似たようなのはあるけどそんなのでいいの?」
「あー俺にはそれが一番都合がよさそうだ。」
女神はなんだか不思議そうな顔で俺を見ていた。
「まーあんたがいいならそれでいいけど」
「それじゃあ身体能力強化と言語翻訳はサービスで付けとくわよ。」
何を思ったのか良さげなサービスをしてくれた。
身体能力強化と異世界言語翻訳ってのは多分その名の通りの能力だろう。
「ありがとう」
?
「感謝なんて要らないわよ!それじゃあ早速送るわよ」
すると俺の体は白い光に再び包まれていった。
「落ち着いたら教会に行ってお祈りしなさい!会話だけならできるからわかった?」
女神の声がだんだん小さくなりながら消えていった。
次回からは本格的に異世界ライフのはじりです。
初めての投稿なので誤字があるかもしれませんが優しくしてください。
わらび餅より