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朝の香り

夕べの空想の欠片が淡い真綿色をした羽状の煙になったとき


僕の朝は音を立てて動き出す


指先の稀有な感覚にこの形骸は拒絶する


ただ、その瞼の中に忍び寄る色の無い光と


朝の微香が化石と化した魂を揺さぶる


生き歳生ける物はみな朝の香りの奴隷となり


その終わりを迎えるまで


繰り返される






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