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心臓に打ち込まれた楔
紫色をした月の上る夜には
心臓に打ち込まれた楔から
タンポポの黄色い色をした
悲鳴が毀れてくる
硬く閉ざされた心臓を
こじ開けようと
誰かが無理やり叩き込んだ楔
誰も私の心臓には入り込めない
愛しているといったあなたの
その偽善に満ちた薄ら笑いの仮面の下の剃刀のような目から
私はこの身を守るために鎧を着けた
たとえ私が死んだとしても
たとへ魂の抜け殻となっても
この鎧は存在し続ける
神がこの世の終わりを作ったとしても
この心臓に打ち込まれた楔は
朽ち果てることなく
未来永劫に生き続ける




