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新月の夜

夜の世界を支配する月の神

彼のいない新月の夜には魑魅魍魎の天国への扉が開く

夜空に輝く星たちは弱弱しい光を放ってただ震えているだけ

私の体に流れる黒い血たちも

こんな夜は騒ぎ出す

求めるものは他人の赤い血

この漆黒の大地を真っ赤に染めて立ち上る湯気のカーテンの中を

ただ、歩き続ける

所詮、私もただの殺人者

赤い血を見なければ魔法が解けてしまう

この手を赤く染めていなければ

生きていることが実感できない

生きている・・・

それに何の価値があるのだろうか

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