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命の賞味期限
昨日まではなんでもなかったのに
突然、災いはやってくる
いつもの疲れなんだと自分に言い聞かせ
なんでもないんだと錯覚したかった
だけど、今までとは違う
もしかしたら…
けれども誰も何も教えてはくれない
単なる疲れだからと
医者も家族も
みんな何を隠しているんだろう
そんなに私のことを惨めな人間だと思っているの
私は本当のことが知りたいの
命の賞味期限が切れているのならば
どうか教えてください
これから先、命の消費期限が来るまでに
私はやらなくてはならないことが一杯あるの
無駄に時間を浪費したくないの
治ることのない治療
そんなことをするより私のこの痛みを止めて
残される人たちに私の言葉を残したいの
私が生きていたという証が残したいの
暗い病室で苦しむのはいや
だから私の命の賞味期限を教えて
この命が神々しく輝くために




