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永遠の終わり
自らを助けるため
そんな大義名分
ただただ、楽になるんだと思い込んでいた
だけど、本当は違っていた
どんなに苦しみのない方法だとしても
それは肉体に関してだけ
死を迎える瞬間は途轍もない苦痛が魂を苛む
そして時の流れが遅れだし、無限の時へと変わって
終わりのない時間の輪の中で
ただ魂の苦痛のみが続く
果てることのない苦痛が
そんな永遠の終わりのなかで
彼の叫びが私を救い出した
私は有限の世界へと舞い戻った
たとえ苦痛の満ちたこの世界の中でも
永遠の終わりに比べれば他愛もないこと
彼はそれを私に教えてくれた




