11話:決める者の重さ、逃げぬ者の道
翌朝の空気は、冬の名残を含んだように冷たかった。
湊は深呼吸を一つし、城の広間へ向かう廊下を歩いていた。
昨夜は眠れぬほど緊張したわけではない。
けれど胸の奥で、ざわりと小さな波が立ち続けている。
——今日、僕はどう評価されるんだろう。
その問いに、弥藤は隣で静かに歩きながら答えた。
「湊さま。昨日の働きを見れば、悪く取る者はおりますまい」
「……分かってるけどね。やっぱり、緊張するよ」
「緊張は、責任を背負う者の証でございます」
涼しい顔でそんなことを言うから、少し救われる。
やがて広間の前へ辿り着くと、侍番が襖をゆっくりと開いた。
「御入室くだされ」
湊は唾を飲み込み、一歩踏み出した。
◆
広間には三名の家老が座していた。
中央には宮森主膳。
その両脇を、年嵩の家老と、細身で眼光鋭い家老が固めている。
その眼光の鋭い男——梶浦という家老が、湊を見るなり、眉をしかめた。
嫌な気配を感じた。
主膳は穏やかに口を開いた。
「湊。巡察の働き、ご苦労であった」
「恐れ入ります」
「十日前とは、見違えた。弥藤からの報告も、そなたを高く評価するものばかりだ」
静かな言葉が胸に染みる。
だが次の瞬間、横の梶浦が鋭く言った。
「——だが、その“働き”とやら、本当に褒めてよいものか?」
空気が一瞬止まった。
主膳が目だけで梶浦を制そうとしたが、梶浦は意に介さない。
「民の家へ勝手に踏み入り、女に触れ、倒れた者に素人判断で処置をした。これは軽い話ではないぞ」
弥藤が湊の後ろで息を呑むのが分かった。
湊は反論すべきか迷った。
「……勝手に、ではありません。娘さんが助けを求めて……」
「娘が泣いて頼めば、誰にでもついていくつもりか?」
声は低いが、刃のように冷たい。
主膳が静かに言った。
「梶浦、それは言い過ぎだ」
「そうでしょうか。私はむしろ、この“甘さ”こそ問題だと考えますが」
甘さ——
その言葉が胸に刺さった。
「“優しい”だけでは務まらぬ。
情に絆され、軽率に踏み込めば、賊に利用されることもあろう。
この国では、正しさより“慎重さ”の方が人を守る場合が多い」
湊は拳を握りしめた。
梶浦の言いたいことは、分かる。
分かるが——昨日の娘の涙、母の弱い呼吸が頭に浮かぶ。
湊は唇を結び、迷いながらも声を出した。
「……確かに、僕は慎重さに欠けていたかもしれません。でも、助けを求める人を前にして、目を逸らすことはできませんでした」
梶浦の眼光がさらに鋭くなる。
「“逸らせぬ”とは、なんと危うい言葉か。
それでは己が情に流されるのみで、民を導く器ではない」
「違います!」
湊の声が響いた。
自分でも驚くほどまっすぐな声だった。
「僕は……僕は、情だけで動いているわけじゃありません。
危険があれば庁へ報告するつもりでしたし、ひとりで判断しようとしたわけでもない。
ただ、放っておいたら母親が命を落とすかもしれない。その可能性を考えたら……どうしても、足が勝手に動いてしまったんです」
梶浦はしばし沈黙し、やがて低く言った。
「……やはり甘い」
その瞬間——
「甘さではございませぬ」
弥藤が前へ出た。
湊の袖を掴むようにして止めたい衝動をこらえ、姿勢を崩さず頭を下げる。
「湊さまは、危険を顧みず民を救われました。
その行いは、我ら武士が本来果たすべき役目。
甘さではなく“覚悟”でございます」
「覚悟、とな?」
「はい。見捨てぬ、逃げぬ、向き合う……それは容易いものではございません。
湊さまは、十日の間にその覚悟を手に入れられた」
梶浦の眉がぴくりと動く。
だが反論はしない。
主膳が緩やかに息をつき、
「この件は、問題なしとする。
湊よ、これからも判断には注意を払え。しかし——」
主膳は湊の目をじっと見た。
「弱き者を見捨てぬ心を忘れてはならぬ。
それは、そなたの強さの根であろう」
湊は深く、深く頭を下げた。
「……はい!」
◆
面談を終え広間を出た湊は、張りつめていた肩の力が抜け、その場に座り込みそうになった。
「湊さま……」
弥藤がそっと寄り添う。
「ありがとう、弥藤。君が庇ってくれなかったら、僕……」
「庇ったのではありません。真実を申しただけです」
その言葉は、湊の胸に静かに落ちた。
だが次の瞬間、
「——あれが“真実”? 笑わせるな」
背後から嘲るような声がした。
振り向くと、廊下の柱にもたれるようにして、
若い武士がこちらを見ていた。
鋭い眼、棘のある立ち姿。
明らかに“敵意”を隠すつもりがない。
「民を庇って功を立てた気か。
お前みたいな甘っちょろい若造が、上に立てると思うなよ」
湊は息を呑む。
弥藤が即座に湊の前に立った。
「八代どの。言葉が過ぎます」
「ふん、何とでも言え。俺は上から言われたことを代わりに伝えただけだ。
——湊。お前のやり方が気に入らぬ者は多い。せいぜい背中に気をつけるんだな」
八代と呼ばれた男は、鼻で笑い去っていく。
その足音を聞きながら、湊の胸にじわりと冷たい汗が滲んだ。
「……弥藤。僕、嫌われてるの?」
「湊さま。“正しいこと”をすれば、敵は必ずできます」
「正しい……のかな」
「はい。
ですが、今の言葉を真に受ける必要はございません。
湊さまが揺らげば、それこそ相手の思うつぼ」
湊はゆっくりと頷いた。
——初めての“反感”。
それは、昨日の救助よりずっと胸を締めつけた。
だが逃げたくはなかった。
逃げないと決めたから。
「……僕、間違ってないよね?」
「はい。湊さまは、強くなっておられます」
その言葉が、湊の胸をまた一度支えた。
だが、この“揺らぎ”はまだ序章にすぎない——
そんな予感が、静かに湊の背を撫でていた。
昼下がり。
面談を終えたあとも、湊の胸の内には、梶浦と八代の言葉がいつまでも残っていた。
(甘い……か)
十日前なら、ただ刺さるだけの言葉だったろう。
だが今は違う。
甘さを責められながらも、その甘さの中に守るべきものがあると、薄々感じている。
——それでも、揺れはする。
「湊さま。本日の巡察、どうなさいますか?」
弥藤の問いかけに、湊は立ち止まった。
「行くよ。今日も町の声を聞きたい」
「畏まりました。では、本日は南側の町並から――」
「……その必要はない」
廊下の先から、聞き覚えのある声がした。
八代である。
腕を組み、こちらを見下ろすように立っていた。
「城代より命があった。
今日の巡察には、俺も同行する」
「八代どのが……?」
弥藤の眉がわずかに寄る。
湊も、胸の内にひやりとしたものを感じた。
「何か、不都合か?」
「いえ。ただ――」
「よかろう。案内は任せる。
清原湊、だったな。お前の“働きぶり”を、この目で見させてもらう」
挑むような視線。
その眼差しには、好奇心ではなく、あからさまな“値踏み”が込められていた。
「……分かりました。一緒に行きましょう」
湊は、静かにそう答えた。
◆
城を出ると、昼の日差しが石垣を白く照らしていた。
城下の通りには、荷を運ぶ人々や物売りの声が満ちている。
いつもと変わらぬ景色。
だが、背後に八代の気配を感じるだけで、空気が少し違って見えた。
「まずはどこへ向かう?」
八代がぶっきらぼうに尋ねる。
「南の町並……水路沿いの集落の様子を見たいと思ってます。
十日前の用水争いで、まだしこりが残っているはずなので」
「ほう、“しこり”と言い切るか。
面倒な場所を選ぶ」
皮肉とも取れる声音。
だが湊は、そこに真正面から向き合うと決めていた。
「問題が残っているところから見るのが、巡察の役目だと思うから」
八代は何も答えず、ただ「ふん」と鼻を鳴らした。
◆
川沿いの小さな集落に着くと、用水の分岐点に数名の男たちが集まっていた。
顔ぶれは見覚えがある。十日前、声を荒げていた両方の村の代表たちだ。
「清原さま……」
一人が、こちらに気づいて気まずそうに頭を下げた。
もう一人は、露骨に視線を逸らす。
「今日は、争いに来たわけじゃありません。様子を見に来ただけです」
湊は柔らかく声をかけた。
「先日の件、その後はどうですか?」
二人は顔を見合わせ、重い口を開いた。
「……一応、水の配分は決め直したんですがね」
「だが、上流の村がやっぱり多く持っていく形になりまして」
「こっちだって、田を休ませれば飢える家が出ます。上杉さまのお膝元で飢えたなんて言われたら、申し訳が立ちません」
それぞれの言い分は、どちらも切実だった。
湊は分岐点に立ち、水の流れをしばらく黙って見つめた。
上流の堰から落ちる水。
その一部が右の水路へ、残りが左の水路へ流れていく。
(配分を変えただけでは、根本は解決していない……)
湊は膝を折り、石の位置や水の勢いを確かめた。
「このあたり……夜になると、誰かが石を動かしている気配はありませんか?」
問いかけると、二人が同時に目を逸らした。
「さぁ……どうでしょうな」
「こっちがやったなんて言われたら困りますし」
(やっぱり、どちらか、あるいは双方が“こっそり”動かしている可能性が高い)
湊は深く息をついた。
「全部、見直しましょう」
「見直す?」
「はい。
今の田の数、家の人数、子どもの数、去年の収穫……それを全部出してもらって、一度“白紙”に戻して考えたい」
二人の顔に、うんざりした色が浮かぶ。
「そんな、面倒な」
「せっかく決め直したのに、また?」
背後で、八代がやれやれと肩をすくめた。
「清原。そんな細工に、何の意味がある。
上流が多く取る。下流が我慢する。
古くからそうやってきた土地はいくらでもある」
「でも、それでは納得していないから、争いが起きたんですよ」
「納得など、させるものではない。
上から命じればよい」
きっぱりとした言い方だった。
「“上意”を通すのが武士の役目だ。
民の言い分をいちいち聞いていては、物事は決まらぬ」
湊は、堰に落ちる水音を聞きながら考えた。
(……それも、一理ある)
現代でも、全員が納得する決定など滅多にない。
強引でも決めなければならない場面はある。
だが——
「上意だけで押さえつけて、心の中に火種を残すのは危険です。
十日前の騒ぎは、その火種が噴き出した結果じゃないんですか?」
八代の目がすっと細くなる。
「ではお前は、どうするつもりだ?」
「記録を出してもらって、流れを測って……
田の数と人の数を、できるだけ公平に見て配分を決めたい。
両方の村に、“これなら仕方ない”と思ってもらえる形を探します」
「甘いな」
今度の「甘い」は、先ほどより冷たかった。
「そんなことをしているうちに、田は乾き、稲は枯れる。
決めねばならぬ時に、決められぬ者。
それが一番、害になる」
男たちも、不安そうな顔で湊を見た。
「そりゃあ、公平に見てくれるのはありがたいですが……」
「田んぼは待ってくれません。今日、どれだけ水を引けるかが大事で……」
湊は、胸が締めつけられる感覚を覚えた。
(時間がない……)
公平でありたい。
だが判断には猶予がない。
どちらかを待たせれば、確かにその日の稲が危うくなる。
「清原。
俺なら、上流に命じてこう言う」
八代が、わざとらしくゆっくりと告げた。
「『今年は下流を優先する。来年、天候がよければ、その分を上乗せしてやる』
これで終いだ。
不満は出るが、命じれば従う。
“武士の言葉”とは、そういうものだ」
男たちの表情が揺れた。
「来年……本当に上乗せしてもらえるなら……」
「いやしかし、天候しだいと言われると……」
ぐらりと、こちらの足元まで揺らぐ。
(……たしかに、早い。分かりやすい。
でも、“来年”にそれが守られる保証は?)
武士の約束が常に守られるなら、世の中これほど不満は溜まらない。
「八代さま。そのお言葉、嘘はございませんな?」
下流の男が、おそるおそる尋ねた。
「俺は嘘はつかぬ。
だが、“俺の知らぬところで何が起きるか”までは保証せん」
「それじゃ話になりません!」
湊の声が、思わず強くなった。
八代が、ぴたりとこちらを見る。
「……言ったな」
睨みつけるような眼光。
弥藤が、一歩湊の横へ出た。
「八代どの。湊さまは――」
「弥藤。
お前は黙っていろ」
ばっさりと切り捨てる一言。
その冷たさに、弥藤でさえ口を閉ざした。
「清原。お前は、この場で決められるのか?」
八代の声には、試すような色があった。
「田は待たぬ。
水は流れ続ける。
“正しさ”だの“公平”だの、そんなものは後からいくらでも語れる。
だが、今日ここで決めねば、明日の稲は枯れる。
その重みが、分かっているか?」
湊の喉が鳴った。
分かっている。
頭では、とっくに分かっている。
(でも……だからといって、適当に決めるのは違う)
心の中で、二つの声がせめぎ合う。
“早く決めろ”という声。
“ちゃんと見ろ”という声。
今までの巡察では、悩みながらも、最後には一本の道が見えた。
だが今回は、どちらも痛みを伴う。
(どうする……?)
沈黙が、じわじわと重く広がっていく。
そのとき――
「清原さま」
弥藤が、小さく囁いた。
「本日で、すべてを決める必要はございません。
“仮の策”と、“本決めの策”を分けて考えては?」
湊の目がわずかに開かれた。
(……そうか)
全部を一度に決めようとするから、足がすくむ。
今日必要なのは、「今夜までの稲を守る策」。
本当の公平を決めるのは、その後でも遅くない。
「……分かった」
湊は顔を上げた。
「今日の水配分は、十日前に決めたもののまま。
ただし――」
二人の代表に、向き直る。
「今夜から三日間、両方の村で田の様子を見てください。
枯れかけた田の数、苗の高さ、家族の人数……できる限りの記録を、三日後に僕のところへ持ってきてほしい」
「三日……?」
「その記録をもとに、“来年以降も続けられる配分”を一緒に考えます。
武士の言葉だけではなく、皆さん自身の目で見た数字を並べたうえで」
八代が鼻で笑った。
「三日も待てば、その間に不満が爆ぜるかもしれんぞ」
「爆ぜるなら、“今”でも爆ぜます。
心の中に火種が残ったままでは、いつか必ず燃え上がる。
だから、火種ごと出してもらいたいんです」
男たちは、難しい顔をしていた。
だが先ほどよりも、どこか“話を聞こう”とする気配がある。
「三日後……必ず顔を出してくれますか?」
「……分かりました。こっちの村は、出します」
「俺たちも、出します。
数字ってやつが、どれほど役に立つかは分かりませんがね」
「ありがとうございます」
湊は深く頭を下げた。
(完璧な答えじゃない。
でも、今の自分が出せる限りの精一杯だ)
◆
村を離れ、帰り道。
川沿いの土手を歩きながら、八代がぽつりと言った。
「……筋は悪くない」
「え?」
「いきなり田の数や家の数を持ち出した時は、また机上の理屈かと思ったが……
“仮”と“本決め”を分けたのは、悪くない。
あれなら、三日のあいだに俺たちも動きようがある」
意外な言葉だった。
「じゃあ……少しは認めてもらえた?」
「勘違いするな。
お前のやり方が気に入ったわけではない」
ぴしゃりと切り捨てる。
「ただ……“決めずに逃げる”という最悪の道を選ばなかったことだけは、評価してやる」
それが、八代なりの精一杯なのだと感じられた。
「八代どの」
弥藤が、恐る恐るといった様子で口を開いた。
「先ほどの場で、もし湊さまが何も決めず引き下がっておられたら……?」
「俺が勝手に決めていた」
あまりにもあっさりと言う。
「お前たちの“巡察”など無視してな」
湊は苦笑した。
「それはそれで……村の人たち、納得しなかっただろうね」
「納得させるのが、武士の仕事だ」
八代は空を仰いだ。
薄雲の切れ間から、白い光が差し込んでいる。
「覚えておけ、清原。
“決める”というのは、嫌われることだ。
誰もが笑っている決定など、この世にない」
「……分かってる」
「ならば、そのうえでどう動くかだ。
今日のように、せめて“仮”だけでも決めるのか。
それとも、うろうろして時間だけ浪費するのか」
湊は、その言葉を胸の中で何度もなぞった。
(決める、か)
現代でも、自分はどれだけ「決める」ことから逃げてきただろう。
波風を立てぬように。
誰かに嫌われぬように。
だが、ここでは――
嫌われることから逃げていては、何も守れない。
「……ありがとう、八代さん」
「礼を言われる筋合いはない」
そっけなく言い捨てるその横顔は、どこか寂しげにも見えた。
◆
夕刻。
城へ戻ると、宮森主膳から呼び出しがかかった。
「用水の件、聞き及んだ」
主膳は、湊の報告を黙って聞き終えると、短く言った。
「決めきれぬかと思ったが……“仮”であれ決したか。
よくやった」
「……ありがとうございます」
「お前のやり方は、時に遠回りであろう。
だが、その遠回りゆえに見えるものもある。
その目を、易きに流して鈍らせるな」
主膳の言葉が、静かに胸に沈んでいく。
「はい。僕なりに、逃げずに決めていきたいと思います」
「それでよい」
主膳は、ほんの少しだけ口元を緩めた。
「それと――」
「はい?」
「八代のことだがな。
あれはああ見えて、不器用なまでに真っ直ぐな男だ。
気に入らぬ相手には刃を向けるが、一度認めた者には、誰よりも剣を振るう」
「……そんなふうに見えませんでした」
「見えぬように振る舞っているだけだ。
そのうち、分かる時が来よう」
主膳は、湊の手元に視線を落とした。
「筆を握る手が震えておらぬか、清原」
「……少しだけ」
「ならば、よい震えだ。
逃げぬ者の手は、いつだって震えている」
その言葉に、湊は自然と背筋を伸ばしていた。
◆
部屋へ戻ると、窓の外には鱗雲が薄く広がっていた。
夕暮れの光を受けて、細かな影が空いっぱいに散っている。
(予兆の雲、か)
明日、何が起こるかは分からない。
用水の件も、まだ始まりにすぎない。
だが――
(僕はもう、“決めないで済ませる側”には戻らない)
湊は、机の上の紙を広げた。
今日の巡察の記録。
八代の言葉。
村人たちの表情。
一つひとつを書き記しながら、胸の奥で小さな炎が静かに燃え続けていた。
弱さを抱えたまま、それでも前へ進もうとする炎。
それが、清原湊という“武士ではない武士”の、最初の武器になろうとしていた。




