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2話 ドッキドキの異世界転生

 本編入る前に、主人公と天使(「電柱ってw」の人)

のステータスをどうぞ。


 本藤 義仲 − ホンドウ ヨシナカ 17歳

黒髪黒目の純日本人、目つきが悪い。クマも出がち。

中肉中背、ただ筋肉はある程度ついている。

家族とかにははっちゃけた態度をとるが、外では静かで、あまり喋らない内弁慶、人見知りタイプ。

メンタルはそこまで強くはない。


 天使 年齢不明

腰まで伸ばした金髪のおかっぱ天使。

顔は中性的で、眉が太い。

大事なことなのでもう一度言おう、眉が太い。

表情豊かで、笑いのツボが変なところにある。

だまってれば美少女。

天使の特徴である、鳥のような羽が背中から生えており、頭の上には、蛍光灯のような丸い輪っかが輝いている。

基本天使が転生者に名乗ることはないので、名前は

出されてない。のちのち考えます。




**************************


 そこは真っ白い場所だった、


 カレーをこぼせば黄ばみが一生とれないであろう純白の世界。そこにふたつの影があった。


 一つはちょっとまえに電柱が腹にぶっ刺さって死んだ

地球人。

 一つはそれがツボに入ったらしく、ずっと天使とは思えないような笑い方をしてる天使。

四肢を床について、神聖そうな白い床をバンバン叩きながら笑い続けている天使を、地球人が死んだ目で見下ろすという形でそれらは存在していた。


 どうしよう……天使…だよなこいつ、

いやほんとにどうすりゃいいんだコレは。

 もうなんか、もはや怒りとか湧いてこないわ。

人間って怒りと驚きが同時に限界を超えると「無」になるんだなー


 ……つか別にそんな面白くないだろ、死因:電柱って。

やっぱ人間とは笑いの感覚が違うのかね?

 天使たちの間では電柱で死ぬのが定番の爆笑ネタだったりして…

 いや、そもそも天使って他にいんのかな、

いるんだとしたらコイツよりまともなやつであって欲しいなぁ…


 あ、動きが止まった。うわっ!?急に立ち上がるな!

…どうやら笑うのに満足したようだ。

 まだ少し笑みの残った顔でこちらを見てくる。

しかし改めて見てみると怖いくらいに顔が整ってんな、

小さく形のいい鼻は高く、ぷるんとした唇は健康的な

赤さをしている。量の多いまつ毛は長く、目も大きい。

 …そういや天使の目って俺らみたいに黒色なんだな、

まぁ輝きはダンチだけどな!

前にテレビで見たブラックダイアモンドに似てる感じだ、

光を反射して輝きながらも深みのある上品な黒色。

 もしこの目玉をオークションなどで売れば、

最高級の芸術品としてとてつもない金額になりそうだ。

 いやぁ、えらいべっぴんさんだなぁ、

でも中身がアレだからなぁ……

 「黙ってれば美人ってやつか………」

おっと、声に出ちまった。

 ギロッ

 ひっ、怒らせちゃった。

今までにまにました笑みを貼り付けていたのに、一瞬で怒りに塗りつぶされるのが見えた。

 美人は怒らせると怖い。

 

 「おい、黙ってジロジロ見てきたと思ったら出てくるのがそんな言葉とは、どういう了見なんですかねー!

まったく!!!」

 すっげぇ睨みとドスきかせてくる…天使なのに…


 うん、ここは素直に謝るべきだな。 


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