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そんな日常  作者: ナヅナ
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今日一日(2)

相も変わらずの亀進行でお送りします。

そう思って家を出たまでは良かった。学校に一歩ずつ近づくにつれどんどんと足が重たくなっていく。

何か理由を付けて逃げてしまいたくなる。息苦しくなっていく。

「笹掛ちゃん。ちょっと休んでいこうか?」

急に隣を歩いていた彼女が提案してくる。ものすごくありがたい提案だけど…。

「そうしたいけど、時間は?」

そこまで時間に余裕は無い。のん気に休憩なんてしていたら間違いなく遅刻だろう。

「別に遅れても問題ないよ?粘ると思ってたから遅刻するかもって先に連絡入れといたの」

そうか。なら少し休もう。

「でもどこで?」

人通りの少ない道を通っているとはいえ、通らないわけじゃない。そんなところで休むのはちょっと休む感が薄い。まぁいいんだけど。

「ここ。うちなんだー」

家を指差してそんなことをぬかす中野さん。

「何の冗談ですかね?」

うちの近所でこんな人がいたら絶対に知ってるし忘れない。

「ホントだって!最近引っ越してきたんだって!」

なるほど、道理で知らない訳だ。引きこもっていた僕が知るはずはなかった。

「そうですか。」

「で、どうする?休んでく?」

「じゃあお言葉に甘えます。」

 

「お邪魔します。」

「ただいまー」

「早かったのね?休校?」

「いやいや、昨日言ってた子を連れてきたのさ!」

中野さんは奥から出てきた恐らく姉?っぽいひとと話し始めた。上がらせてもらって置いてなんだけどこれなら外のほうがまだ落ち着ける。

「こんにちは、笹掛ちゃん」

「あ、どうも…お世話になっております…。」

「アハハ!面白い子じゃん?」

テンパりながらあいさつを返したら大爆笑された。

「笹掛ちゃんタコみたい、真っ赤っ赤になってる~!」

この人たちは人が真っ赤になってるのがよほど面白いらしい。泣きそう。

「で、なんで家に戻ってきたの?」

「ちょっと笹掛ちゃんを休ませてあげようかと思って」

「あー、じゃどうぞー」

中野さんのお姉さんはゆるいテンションで僕を歓迎してくれたようだった。


「さぁ、笹掛ちゃんいらっしゃーい」

「お、お邪魔します。」

「まだ荷解きが全部終わって無いけど気にしないでね?」

「、っはい」

そんなこんなで中野さんの家に少しだけお邪魔することになった。

評価、感想。良ければお願いします。

モチベーションがゴミカス人間なので応援していただけると幸いです。

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