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そんな日常  作者: ナヅナ
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腹を括って、胸を借りて

病気とかモチベーションの低下で死んでました。超の三つくらい付く亀更新でも続けられればと思ってます。


意気込んで呼ぶまではできたけど、どう聞いたらいいのか考えてなかった。

「?笹掛ちゃん聞きたいことってなに?」

「えっと…非常に聞きづらいんですが…」


うじうじしている自分が嫌になってくる。ここでちゃんと聞かないとまた問題を後に回してしまう。それはだめだ。絶対だめ。

「笹掛ちゃん。」

「何ですか。」

不意に中野さんが僕の手を取る。優しい目でまっすぐ僕を見てる。

「言いにくかったら無理に言わなくてもいいよ。」

「気持ちはうれしいんですが、これはちゃんと聞かないと…」

「じゃあうまく話さないでもいいよ?」

「…いつも仲良くしてくれるのはすごくうれしいんです。」

「うん。」

「でもそれって誰かに言われてとかかわいそうな子だから仕方なく仲良くしてくれてるだけなんじゃないかって思っちゃって。それで」

息が詰まってくる。

「つまんないなとか面倒だなって思われてるんじゃないかっておもって」

視界がぼやけてくる。

「こんなこと考えるのは失礼だって思ってても不安でどうしようもなくなって」

ふっと温かい感覚が頭を包む。

「そっかそっか、しんどかったね。大丈夫だよ。みんな笹掛ちゃんが好きだから一緒にいるんだよ。」

中野さんに抱きしめられていた。背中をゆっくりさすってくれている。

「っく、うぇっ…。」

嗚咽か漏れる。視界はさらに歪んでいく。

ああそうか。僕は泣いてるんだ。止まらなくなってるんだ。すすり泣いてるんだ。

中野さんの胸で泣かせてもらった。泣いたおかげか、泣いている間ずっと中野さんが撫でてくれていたおかげかちょっとすっきりした。


「…落ち着いた?」

中野さんから離れる。

「…はい。ありがとうございます…服、ごめんなさい。」

中野さんの胸元は僕の涙でびしょびしょになっている。どうしよう。

「いいのいいの!乾かせばいいんだからさ!そのためにハンガーとか上着とか借りてもいい?」

「…もちろん。今出しますね。」

そう返してクローゼットを開いて空いているハンガーと上着を取り出す。


「笹掛ちゃん、ごめん。サイズが小さい。」

「…うん、ごめんね。」



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