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そんな日常  作者: ナヅナ
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笹掛家のお弁当

まだまだ亀進行のまま続く予定なので暇なときにどうぞ。

「何のこと?」

「いや気にしなくていいよ笹掛ちゃん。」

蚊帳の外って感じが否めないけどあんまり聞いても失礼かな?とりあえず黙ってご飯食べてよう。いらないところで相手の気分を悪くするのは良くないし。鞄を漁って弁当箱を取り出す。今日は食べられるハズだ。

そういえば、あの日からまともにご飯を食べていない気がする。食べ始めると味見のときは普通の味がしていたものもまずく感じて我慢して食べてるとすぐに気持ち悪くなる。食欲がまるで戻らないんだよなぁ。やばい。考えてたら吐き気が。


「笹掛ちゃん食べないの?」

弁当箱をそのまま鞄に戻そうとしてたら中野さんが声をかけてきた。今まで匠と話してたのに見てたのか。

「食欲無いので…」

「大丈夫かよ」

匠まで心配そうに話しかけてくる。

「大丈夫…だと思う。」

「無理しちゃダメだよー?ちなみに食べないならそのお弁当貰っていい?」

「え…あ、どうぞ…おいしいか分かりませんが。」

作るのも久しぶりだったから簡素なものばっかりだけど大丈夫…だよね?

「わーい!手作りのお弁当だー!」

食べてもらえるのはありがたいけど大声で言うのはやめてほしい。だって…。

「…。」

周りの目が怖いから。めっちゃこっちを見てきてるんですが。


「そんなに気にしなくてもいいと思うけどなー。」

「そんな気楽にはなれませんよ…」

「みんなはね。私がうらやましいのさ。」

「?」

どういう意味だろう。一日分のお昼ごはん代が浮くのってそんなに嬉しいものなのかな。よく分からない。

「中野。渚は絶対に意味分かってないぞ。」

「えー。笹掛ちゃんの理解力の低さが私以下でつらいよ。」

「理解力はこれでも凡人並みのつもりなんだけど…。」

「そういうことじゃないんだけどなぁ。ストレートに言うと美少女の手作り弁当が無償で食べられて更にそれが超おいしいことが分かっているんだからみんな悔しがるって。」

「美少女?」

おいしいって言ってもらえるのは凄く嬉しいけど美少女って言うのはイマイチだな。どうも腑に落ちない。やっぱりまだこの身体になってからまだ三週間経ってないからなぁ。素直に嬉しいと思えない。女装させられてよく言われていたからかな?

「分かっていても腑に落ちないんだな。」

「うん」

「笹掛ちゃんはいい加減自分の容姿のレベルの高さに気付くべきだと思うんだよ。やっぱり。」

「それは認めないのではなくて否定します。」

「えー。いらないところでいっぱい敵を作ることになるからやんわり流せるスキル身につけた方がいいよ?」

「…考えときます。」

どう言ってもダメだと思うんだけどな。

「あそうだ。帰りにどっかで遊ばない?もちろん広瀬君もね」

「俺は構わんが…渚は大丈夫なのか?」

「うん。大丈夫…」

中野さんの提案で放課後遊ぶことになった。僕はここから少しずつでも前みたいに戻れるのかな。戻れたらいいな。

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