ヴァルハラの戦神

最先端技術、ＳＡによって革新的な化学技術の実験都市となっている成神市。
そんな成神市の成神第一高校に通う桂木悠真。
高校二年になる悠真は毎日を退屈に過ごしていた。

この地にはたくさんの神の伝承がある。
ならばと彼は思う。

「もし神様がいるなら俺の退屈で憂鬱な日常を壊してみてくれよ」

世界は思った様に願いを叶えない。
桂木悠真の日常は、思わぬ形で変貌していく。

ＳＡと言う技術に集まるのは人だけではない。
神もまた、伝承の様に成神市に集まってきていた。

始まりとなるのは一人の転校生。
『姫野川ありす』の存在だった……。

これは、一人の少年が日常を捨てるお話