始まりは突然に-5
またアニメの名前出したんで、知らなかったら、ググって下さい。
「活動ね、じゃあ何かについて語ろうじゃないか!アニメだと石井が暴走するからそれ以外で」
「じゃあ麻枝准さんについてでよくね?」
石井先輩が言った。オイオイそれだとアニメとゲームの話だから、ダメなんじゃねぇの?
「じゃあそれで行こう」
行くのかよ!
「俺はクラ◯ドが一番いいわ。」
「同感ですね。内容的には一番です。ただ、絵は好きじゃないですけど。」
俺と石井先輩しかわからないってパターンかな?これ。部長も何かそれでいいかみたいなのあったし。
読者にも知らない人がいるかもしれないけど、わからない人はアニメやゲームのシナリオ考えてる人の名前だと思ってくれ。
「絵は好きじゃないですけどだと?いいじゃん。あの絵。」
「どこが?ゲームの方ならまだだしも、アニメの方の渚は好きじゃないです。◯ラナドの中だったら、智代と杏だけがまし。」
「はぁ?渚、可愛いじゃん。」
「いや、風子ちゃんでしょ」
田辺が混ざってきた。
ちなみに、◯ラナドってのは、ゲーム及びアニメの名前。杏と智代、渚、風子はその登場人物。
「「風子はない」」
偶然にも意見が重なった。
「じゃあ、杏と智代もないでしょ!」
「何言ってですか?頭打ちました?杏と智代が一番上でそこから越えられない壁があって、その他のキャラですよ?」
「ちげぇよ。頂点は渚だろ!」
「いや風子だろ」
「「それはない」」
こんな調子で30分経過。
「あの先輩、結論は好みは人それぞれってことでもうやめません?」
「「そうだな」」
停戦協定を結んだ。
「じゃあ一段落したから今日は解散!」
「カラオケ行こう!入部祝い!全員で行こう!」
夏川先輩が仕切ってまとめる。
「夏川先輩どこのカラオケ行くんです?」
「夏川先輩じゃなくて、美雪って呼ぶこと。」
「美雪さん、どこのカラオケ行くんです?」
「駅前のやつに行く!」
荷物持って、カラオケに向かって出発。
「ナギは何歌う?」
俺の横を歩きながら美雪さんが聞いてくる。美雪さんって言いづらいな。後であだ名考えよ。
「ここなら趣味全開でいいんですよね?なら、ガル◯モとけいお◯関連をメインで歌う予定です。」
「◯ルデモか、全部私も歌えるよ。一緒に歌う?」
「いいですね。山口さんは何歌う?なんか、バック重そうだね、持つよ。」
少し後ろを歩く山口さんの方に振り向く。
「あ、ありがと。」
山口さんからバックを受け取る。
「どういたしまして。」
「ズルい。私のも持って」
「はいはい」
美雪さんからもバックを受け取る。
「山口さんは何歌うの?」
「えっと・・・・・・ボカロ」
恥ずかしそうに声を小さくして指をいじる。
リスみたいな可愛さがあって、ヤバい。何がやばいって言うと俺の理性。
「いいじゃん。ボカロは俺も好きだよ。」
「えっ!・・・じゃあ一緒に歌ってくれる?」
顔が真っ赤です。これはあれじゃね?俺に気があるとみていいよね
いや、でも多分、先輩も山口さんも俺の過去知ったら離れて行くだろうな、と思うと心が痛んだ。
どんな過去は言えない。ただ、俺は犯罪者だ、とだけ言っておこう
「もちろん!」
しんみりするときでもないので、笑顔で返事。
「ナギ、創聖のアクエリオン一緒に歌わない?」
「いいですよ」
結局、カラオケに3時間ちょっといた。
美雪さんや山口さんと何曲か一緒に歌った。
アニソンやボカロの曲を誰かと一緒に歌うのは初めてで、ちょっと嬉しい。
いつも一緒に行く奴らとはアニソンは絶対歌わないから今日はスゲー楽しかった。
また明日も部活かと思うと学校もいいもんだ
オタクの世界に突入~(笑)