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始まりは突然に-4

作者は若干オタなので、

こういう部活があったらいいな

と思います

俺の部活動二日目

部活動の時間までは大変だった。

朝からダチに「昨日の超可愛い人知り合いなのか!?」と聞かれ続けた。

辛かった。

何が辛いって、ダチに質問攻めにされたことよりも、部活動の時間になって、夏川先輩が迎えに来たことが辛い。

だって、先輩が「ナギ君迎えに来たよ♪部活行こ」何て言ったせいで、クラスの男子から憎しみのこもった目で見られた。しかも、一部の女子まで睨むし。

で、教室から逃げるように部活に行った。

「先輩何考えんの!?なんか変な誤解されたじゃないですか!」

「ナギ君は私と誤解されたら困る?」

上目遣いで見ないでくれ!

「俺は全く困らないですけど、先輩が困るでしょ?」

「私?困らないよ。今更、どんな噂立っても気にしないし」

「マジで?う~ん、ならいいか。」

納得しました。ただ、今更ってところが気になったけど。

そして、部室に行くと、一人増えてました。

背はあまり高く無い、肩まで茶髪を伸ばした少女。

可愛いと思う。知った顔だけど。クラスメートだし。

ん?クラスメート?

「えっ?十六夜君?」

「・・・・・・山口さん?」

何故だ?何故、山口さんがいる?もしかして、部員?

「おっ!十六夜君じゃないか!」

「少し黙って下さい。高橋公然わいせつ物先輩。」

高橋先輩はごめんなさいと言って、部屋の隅に移動。

別にかわいそうとか思わない。何故って言われたら、高橋先輩はMっぽいしと答える。高橋公然わいせつ物先輩って言われてちょっと嬉しそうな顔してたからね。

「山口さんも部員?」

「うん。」

「腐女子じゃないよね?」

「うん。」

「良かった。この部活での心のオアシスが二つになったな。」

「えっ?十六夜君もこの部活?」

驚いたように目を少し大きくさせている。

因みに心のオアシス一つ目は、夏川先輩。

「そうだよ。」

「ホントに?十六夜君は「アニメとかくだらねぇ」みたいなこと言ってそうな感じなのに。」

いやいや、どんなイメージ持ってるんだよ。

「俺はアニメとか好きだよ。むしろ、山口さんの方が意外なんだけど」

「私?」

「そっ。山口さんは静かなタイプだし、本とかよく読んでるから、俺の中だとアニメとかに興味持たない清楚な感じのイメージ。」

「ちなみに私は?」

「夏川先輩は・・・最初は和風美人で礼儀正しい、名家のお嬢様ってイメージだったんですけど、今は外見に反して活発な人ってイメージ。イメージダウンですね」

「変わり過ぎ。私のことそんな風に思ってるんだ。」

「まぁ少しは」

本当は普通に俺の趣味を理解してくれるめっちゃ可愛い人。

「私ってそんな風に思われてたんですか。」

「てか、ナギ君よく見てる。本読んでること知ってるんだもんね。まさか、山口ちゃんのこと好きとか?」

「今んとこ恋愛感情はないです。もっと言うと今、好きな人いませんから。本読んでるのを知ってたのは、席が山口さんの近くだからで、ダチと喋ってても、目に入るんです。」

「つまんないな~」

「何勝手に会話に参加しようとしてんだ高橋公然わいせつ物。」

「ごめんなさい~」

笑顔で引き下がる部長。

「逆に俺はどんなイメージだったの?」

「十六夜君は、クラスの中でも人気者だから、明るくて面白い人ってイメージ。後は、・・・・・・ちょっとかっこいいかなって」

言い終わってから、顔を両手で隠して俯く。声が小さくてよく聞こえなかったんだけど、どうしたらいいの

「先輩」

「何?」

うぉ、何か不機嫌だよ?どうした情緒不安定か?

「今、山口さんなんて言ったんですか?声が小さくて聞こえなかったんですけど」

山口さんに聞こえないように夏川先輩に聞く。一番は本人に聞くことだけど、聞けそうにないから先輩に聞いた。

「聞こえなかったの?ならいいけど。うん。ならいいよ!」

あれ?今度は上機嫌。よくわからない。

ただ、部長の暖かい視線が気持ち悪かった。

「そうだ。先輩たちも山口さんも俺のことは十六夜じゃなくて、凪って呼んでくれませんか?苗字嫌いなんで。」

笑って言ってみる。

先輩たちは速攻で了承してくれる。

山口さん頷いてくれた。多分わざとだろうが、誰も理由を聞いてこないのは有難い。

「ナギ!これからは私のことを夏川先輩じゃなくて、美雪って呼ぶこと。いいね?」

怖いですよ。夏川先輩がきれた。

何故に?あっまさか、皆に凪って呼べって言ったから?

自分だけだって思ってのにみたいな?

あり得ないな。いくらなんでも調子に乗りすぎだな俺。

「ところで何か活動しないんですか?」

俺は珍しく部長に話しかけた。

次からオタクの世界に少しだけ入ろうかと思います。

ご注目下さい(笑)

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