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社会的な死は突然に-8

学校が始まったので、更新は不定期ですが、一週間に一話くらい書けたらいいなって思います。

由依は銀髪ストレートのカツラをかぶってもどって来た。

「「天使ちゃん!マジ天使ちゃん!!!!」」

俺と昴がハモる。

ついでに写真を一枚。

「由依、グッジョブ!」

いやぁ~素晴らしいの一言だな。

マジで天使ちゃんだわ~

似てる。やばいくらい似てる。

「いやースゲーな。本当に天使ちゃんみたいだな。惚れそうだぁ~・・・ぐぁ!ちょっ・・・ちょ待て!裕香やめギャァァァ・・・・・・・・・・・・・・・裕香ぁ、ごめんなさい。」

隣で昴が関節を外されている。

全く仲のいいカップルだ。

「浮気は厳禁だからねっ!」

「すいませんでしたっ!」

今度は土下座。

恐妻家って奴か?

「全く仲のいいバカップルだな。」

俺はさりげなく土下座シーンも写真に収めておく。

後で売ろ。

昴は女子の先輩に人気があるから、結構売れる。

何故そんなことを知ってるかって?

そりゃ、俺は色々な人の写真を裏で販売してるからさ!

*誇れることではありません。良い子の皆は真似しないでね☆

「ねぇ~私さ、ちょっと面白いことを考えたんだけど。」

由依が突然前振りもなく言った。

嫌な予感MAX!

「大富豪で負けた人はくじ引いて書かれていたコスプレをするって面白そうじゃない?くじは用意してきたし。」

準備万端過ぎんだろ!

しかも返事聞く前にトランプきってるし!

「じゃあ、始めよっか」

結局、返事誰一人という前に始めたぁー!

由依がカードを配っていく。

俺は自分のカードを確かめる。

3・3・5・9・4・1・7・5・J・6

はい終わったぁ~

絶対勝てない手札きたよ?これ!

「7わたしとかは全部無しね。」

やべぇー死亡確定した。

革命ありだったら、誰かに希望を託したのに。

てか、俺が罰ゲーム貰っても意味無いんだけど、俺の写真は売らないし。

「私から時計回りね。」

こうして大富豪は始まった。

そして終わった。

俺が負けた。

圧倒的な敗北を味わった俺は床に両手両膝をつき

「ちくしょう」

とうめいていた。

「大丈夫。次は勝てるって。」

唯一渚だけが励ましてくれる。

他は罰ゲームの方に興味がいっている。

「渚だけが俺の心の拠り所だ。」

「えっ!?ほ、ホント!?」

何をそんなに驚くんだ

「マジだ。こいつらはコスプレさせることしか考えてないもん。」

「そ、そう。・・・・・・嬉しい。」

「顔を赤らめて俯く渚が可愛いのはわかるけど、凪は罰ゲームだよ?」

由依がくじの入った箱を差し出してくる。

ちくしょう!

いいじゃねえか!やってやろうじゃねぇか!

なんでもこいやぁ!

と意気込んでくじを引く。

《女装》

「ごめんなさい。無理です。てか、これはコスプレじゃねぇ!」

「じゃあ言い直すね。罰ゲームは紙に書いてある格好をすること。」

「てめぇ!」

「「ほらほら早く着替えて(こい)」」

「バカップル共覚えてろよ!」

情けない捨て台詞を残して俺は部屋から出た。

そしたら、渚と由依がついてきた。

「着付け担当です☆」

こいつ、ぶっ殺したいな。

「大丈夫。可愛くするから!」

「散れ。」

「渚~凪がひどい~」

「よしよし(なでなで)」

渚が由依の頭を撫でている。

銀髪のカツラの上からだけどな。





部屋を移動してからは由依が一方的に喋る。

「じゃあ、凪!女装しよっか。これなんてどうかな?」

そう言って渡された物を俺は見て、問題がなさそうだ、と判断したら試着。

着替えた。

女物の浴衣に。

「凪、可愛いんだけど!?」

由依が尋常じゃなく驚いている。

自分と俺を見比べて

「凪の馬鹿野郎ー!」

いきなりどうした!?

見比べたのか?見比べちゃったのか!?

見比べて改めて俺と由依がどちらが可愛いと言われたら五分五分くらいにはなるという予想をしてショックを受けたらしい。(後日、本人から聞きました)

「でも、凪君ホントに女の子みたいだね。」

褒めてるつもりなんだろうが、全然嬉しくないぞ、渚。

俺がどんな風になっているのか気になったので、鏡で確認。

そして、フリーズ。

「俺めっちゃ可愛いじゃん!昴達に見せてくるわ!」

俺は昴と高木が二人で待っている部屋へ走った。

バカップル二人がいちゃついてるの邪魔・・・ではなく純粋に女装を見せに行く。

本当だよ?

信じてよ?




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