社会的な死は突然に-7
更新遅れました。
ごめんちゃい☆
さてと、何から言おうか?
まずは俺の今の状況についてだ。
目の前にコスプレしている同級生女子二人。
ちなみに、由依はAB!の制服を、高城は某科学と魔術が交わっちゃった世界の有名なお嬢様学校の制服を着ている。
「高城、私を常◯台の婚◯光子と知っての狼藉ですの!?って言ってみてくれない?」
「嫌よ。この制服を見て何故そっちなの?せめて、ジャッジメントですの!にして欲しかったんだけど?」
「それだと面白くないね~」
「いやいや、私は凪君を楽しませる為にいるわけじゃないからね?」
「何を今更そんな当たり前の事を言ってんの?」
「うわ~腹立つなぁ」
「笑顔で近くにあったボールペンを俺に向けないでくれる?えーと、高城さん?聞こえてる?聞こえてますかぁ~?・・・昴、高城を止めてくれ」
俺が昴の方に顔を向けると、昴は当然の如く叫んだ。
「任せろっ!裕香落ち着け。今こいつを殺るのはマズイ。家に入ってくるところを誰かに見られてる可能性が高いからな。
だから、殺すのは次の機会にしてくれ。」
どういう説得の仕方!?
てか、俺が殺される事自体はいいんだ!?
「昴が言うなら仕方ないな。・・・・・・昴、その新撰組の制服似合ってるよ。」
ボールペンを元の場所に戻しながら、昴に背中を向けたまま、高城は言った。
「おう!お前も似合ってるぞ。いつも以上に可愛く見えるな。」
「ホント!?・・・嬉しい・・・でも、いつも以上ってことは、いつもは可愛くないってこと?」
「いや、いつも可愛いよ。ただ、制服ってのはいいものだよ。ウチは学ラン、セーラー服だからアウトだけど、某お嬢様学校の制服だとヤバイね。マジコレホントヤバイ。」
昴が語ってる。
ちなみに俺も昴とは同意見だ。
制服ってのはいいものだよ、マジで?
「由依はもったいなかったな。確かに可愛いんだけど、ツインテール+黒髪じゃなくて、ツインテール+銀髪だったら、『天使ちゃん、マジ天使ちゃん!』ってなれたのに。まぁ、68点ってとこだ。」
由依が点数を聞いて、少し肩を落とす。
「じゃあ、他のに着替えてくる!」
と言って、紙袋を一つ持って、部屋から出て行った。
「元気だねぇ~。」
うわぁ、我ながらおじさん的な発言だ。15の少年が言うことじゃねぇよ、今の。
「裕香も着替えれば?っていうか着替えて!俺が見たいから。」
「う、うん。わかった。何を着ればいい?」
「メイド服+猫耳。」
「・・・・・・わかった。」
「あんさー、そこのバカップルは少し黙ってくれる?すげ~イラつくんだけど?後、メイド服+猫耳はやめろ。その格好は渚専門だ。」
ちょっと耐えられなくなったので口を挟んだ。
今ちょっと言ったけど、渚の格好について話そう。
黒主体のメイド服に猫耳。
この格好で押入れから出て、部屋の隅で小さくなっている。
「渚、ちょっとこっち来て」
「いや。・・・・・・恥ずかしい。」
顔を赤らめて、動こうとしない渚。
その動作を見て、グッと拳を握る俺。
拳を握ったのは、渚を見て軽く萌えを感じたからだ。
「じゃあ、にゃあって言ってみてくれない?」
「・・・・・・にゃあ」
「いやっへぇぃ~!!!!マジいいわ!抱きしめたくなるくらい可愛いわ!持ち帰りたくなるよ!」
メイド服+猫耳バンザイ!!!
「っえ!?あぅぅ、・・・・・・冗談は・・・やめて欲しい」
「冗談じゃないって。マジで可愛い。抱きしめたくなるくらいに。ってなわけで、一枚写真撮ってオッケー⁇大丈夫、売らないから。俺の部屋に飾るだけだから。」
「それは大丈夫って言えないからな?」
「うるさいぞ、昴」
「写真一枚なら。」
「恩に着る!」
俺はデジカメを構えて一枚だけ写真を撮った。
家宝だぜ!
額縁にいれて飾っておくか
その時、
「お待たせ~」
由依が戻ってきた