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第八十四話 三日目朝/怪しいお店でお買い物



  「カミラも……、エクカリバー欲しい!」

 

 カミラの小さな身体、そして、子供には不釣り合いな金色の瞳がボクを求めるかのように見つめる。



舌先をチロっと……。 小さな唇を湿らせ何かを訴えている。


そして、カミラはすぐ近くの棚を見つめると、ボクはその視線の先を見つめて理解した。

 

 そぅ……。


「エクスかリバー」と小さなお口が求めている。


 あの棚に置いてある、蛇のようにウネウネと湾曲した1本の短い棒。


 女の子専用のエクスカリバー。


  こんなに小さいのにそんなものを求めるなんて……。


そう思った。


 「お腹空いた~お兄ちゃんおやつ~!」


 ドサッ!

 

 ボクの視界は天井を見上げる。

 ズッコケたのだ。


  カミラみたいなお子ちゃまがそんなのを欲しがるのはまだ早い。


 きっと言葉足らずで、『エクカリバーの隣にあるお菓子欲しい!』 とでもいいたかったのだろう。

 

  ボクはそのお菓子が大人向けのお菓子じゃないのをしっかりと確認して、カミラに買ってあげる。


 「カミラお兄ちゃん大好き~」

 と、日本でお馴染みのポテチ。

  

 パリパリと美味しそうな音を響かせるカミラ。


 一枚もらうと、じゃがいもの風味が強い微妙な塩味のポテチだった。



まずくはない! だけど日本人には合わない味つけ。


こんなものがあるならば、異世界ミーハーなエリスは後で欲しがるのは確定。 


 これも買っておかないとな……。



 と、ちょうど会計が終わったところで、「りゅう?」


と……、 ベルチェとエリスが着ているものを隠すようにその上からローブ。

 

  直前のエリスのチョイスやこの世界に伝わった日本人の変態文化はそれほどでもない。


 

 正直余裕! この程度の変態コスチュームなら全然余裕! 

そう思った……。


 顔を真っ赤に羞恥の表情でエリス。 その一方で自信満々のベルチェ。


 身に付けていたローブをバサッと同時に御開帳!


 会計を終わらせて、ポテチを渡され、手に持っていたポテチをバサッと落とす。


 

 逃げちゃだめだ! 逃げちゃだめだ! 逃げちゃだめだ!

 

 目の前の2人が身体を隠すために着ていたローブをパサリと床に落とした瞬間!


 なにも見なかったフリをして逃げ出そうと思った。

 

ハッキリ言う! コレならまだ伝説の下着や危ない水着の方がまだまし!

 

 毛糸で編んだかのように見える素材は何かの糸。 毛糸よりも柔らかそうな素材の糸で日本でいえばセーター。


 これ一枚で多少の寒さは凌げる一枚。

 だけど、それは防寒機能の一切を排除したセーター。


そう、背中がまるあきで

 細いバスタオルを首からかけただけのようなセーター。





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