表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

57/259

第五十七話★ 二日目夜/湯上がりと言えば!



「湯上がりと言えば、冷たい瓶牛乳に勝るものはないよな!」

 

 全裸のまま、腰に手を当てて白い液体をグビグビっと一気飲み。


 プハーッ! と満足げに飲み干したボクとエリスにベルチェとカミラの四人。


 「このためだけに牛乳瓶を作らせたのは凄いだろ?」

 

 この、湯上がりに飲む牛乳というのもエリスが言うには異世界からの文化だそうな。


 この、文化は全く間違っていない。


 「エリス様……、湯上がりに牛乳はあたりまえですが……。 私達は……」


 とベルチェがエリスの知らない異世界文化を放り込む。


「アイスゥゥ!」


  ベルチェが言いたい事をカミラが引き継ぐ。


 「おかあさんアイス食べたい!」


 

「残念だけどバーダックにはアイスがないみたいだから、我慢しなさい!」


 ベルチェとカミラの言う通りだ。


 湯上がりの火照った身体にヒンヤリと冷たいアイスは格別。

これも間違ってはいない!


 ボクの故郷の文化。指摘する必要は全くないだろう。


 「なに? アイスだと? なんだそれは?」


 エリスが食いつく。


 「冷たくて甘いクリームのスィーツッ! 」


 どうやら異世界に詳しい異世界ミーハーなエリスは知らないことだったらしい。


 「リュウ……」


彼女はボクにアイスの話題を投げてくる。


 「卵と砂糖があればいいんだけど………」


 ここまで故郷の文化が根付いてる世界だ、砂糖はともかく卵くらいはあるハズたろう……。


 「卵と砂糖があれば作れるのだな?」


 まさかのまさか?


 それは魔法のような手品のような現象。


 種も仕掛けもない、四人で腰布だけを巻いて裸談義の最中、ポンポン! とエリスは自分の胸を軽く叩く。


 手のひらには白くて丸い、鶏の卵が二つ出現。


 「ホラ!」 エリスの掛け声に目の前の光景をポカンとしながら卵を受けとる。


  ボクの視線に気付いた彼女。


「どうした、リュウ?」 


 続けて胸を叩くとドサっと皮袋を出し、「砂糖だ!」 とアイスに必要な原材料を揃える。


 「そういえばそうだったなリュウ」


  エリスは気がつき思いだす。


 「ズバリ、これはおまえ達転移者が大好きな魔法だ」


 どうやら地味に便利な空間収納魔法かなにかの種類らしい。


 「ふふふ。 リュウの大切な楽譜もこの通りだ」

 

 そう言ってエリスは胸をポンボンと叩き手品師もビックリな魔法を披露してくれた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ