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一日目/エリスと呼ばれた女の子、そしてキミノナハ?


『エリス様』って呼ばれてるみたいなんだけど、一体どういう立場の人なのかさっぱりわからない。


 でも、自分の家みたいに自然に出入口へと向かっていた。


「はははははははっ☆  一時はどうなるかと思ったけど、全く上手く切り抜けられたもんだ!」


 たどり着いたのは、この施設の出入口。


 そこで立ち止まると、彼女は僕の手を両手で包み込むと自分の胸に引き寄せる。


 近い! 近い!


 彼女は何をしてるのかわかっているのか?


 透き通るような白い肌に、手入れが完璧にされた前髪が揺れている。


 紅い瞳に、小さくて薄い桃色の唇にボクの胸が締め付けられる


それに彼女から漂う甘い香りが僕の思考を混乱させている


 「今日は凄く楽しかった」


そう言って、僕をじっと見つめる。


…………。


 紅い瞳に映る自分の姿を見ていると、彼女が僕に何を期待しているのかわからなくなってくる。


小さな唇がモニュモニュと動くと、


「キミノナマエハ?」


 名前を聞かれた。


『続きはウチで』 って、一体どういう意味?


 さらに僕を見つめながらこんな雰囲気を作りだして名前を聞くなんて、この世界のマナーなのかな?  それとも流行り?


「ひ…、ヒビキ リュウ……。」




読みくださり、ありがとうございます。

 少しでも続きが気になりましたら、次のおはなしも読んでもらえたら嬉しいです。

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