第1章 子供時代
プロローグの続きです。
プロローグを読んでからこちらをお読みください。
私の子供の時はとっても普通だったんだ。
違ったところといえば、両親が居なくて養護施設で育ったところかな?養護施設のマザーは子供が大好きで、とっても優しくて、でも、大人と話すのが苦手。私たちにとってはお日様みたいな人だった。養護施設には、たくさんの子供がいて、お兄ちゃんやお姉ちゃん、私よりも年下の男の子、女の子、色んな子がいた。とっても賑やかで毎日が楽しかった!
あっという間に、1年、また1年と時が過ぎて、私が独り立ちする日が来た!!18歳に施設を出るのが決まりで、私は、初めて1人になる。ワクワクを感じた!不安も感じた 。
仕事は決まった!!だけど、「養護施設育ちで親がいないからろくな教育をしていない」と根拠のない嘘を私に押し付けてくる。
そんな人たちに呆れてしまった頃、休日に終わらせないといけない仕事があったので休憩がてらカフェに行った。そしたら急に知らない20代後半の男の人に紙を渡されて、とってもびっくりした記憶がある。
???「こんにちは」
私「あ、えっと、こんにちは」
???「突然だけどアイドルに興味はないかい?もしあるならぜひうちに来てくれ!実はアイドルになりたい子達を集めているんだが、君にピッタリだと思うよ!!」
私「え?」
何が何だか分からなかった…とりあえず紙をもらってよく見てみると、
「ん?」見覚えのある事務所名と『藤田フミヤ』と書かれてあって、さっきの言葉を理解するのに結構…な時間を使った。
あっ思い出した!『HUJITA事務所』芸能界の中心で、最近たしかにアイドルを募集していると聞いてるけど…
私「えっと、どうして私に?」
フミヤ「顔が整っていて、なんかアイドルのようなオーラを感じたからだよ」
たしかによく周りから「可愛いねぇ」と言われることはよくある、けれど私がアイドルのようなオーラを放っているのかな!?ていうかこれスカウトじゃない!?
「あ、え…」動揺して口をふさげずにいるとフミヤが口を開いた
「あなたの名前を教えてくれませんか?」
その問いにハッと目が覚める。
「あ、
霧宮 凜
です」
第1章はどうでしたか?
第2章は多分来週くらいに投稿すると思います。
かなり良いアイデアがたくさん浮かんでくるので、これから書くのが楽しみです(˶ᐢᗜᐢ˶)
ぜひ楽しみに待っていてください