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モブキャラでも助けたい  作者: 楸の月
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エロゲに転生したようですよ!?

 前回のあらすじ!転生してた!!


 いやなんでだよ、普通ここは異世界に転生だろうぅぅぅ!?

 剣と魔法のファンタジーじゃなくて、なんで現代舞台のゲームなんだよ!

 しかも、エ・ロ・ゲ!!!


 そして主人公は名前容姿にいたるまで全て元の世界の親友にそっくりなのである。

 いやお前もなんで主人公が元の世界の親友に似てるエロゲプレイしてるの?

 ・・なの?・ぬの?

 と言われるかもしれないがあえて言うぞ!!

 主人公の容姿はパッケージじゃでてなかったんだよ!!!


 確かにこのゲームは色々お世話になったし、大学時代やりこんで、設定資料集買うくらい好きだったが、親友に容姿が似てるなぁ~

 でもあいつもギャルゲの主人公みたいに髪のばしてるし、そらにだよねと自分を納得させてたのに、髪あげたスチルを確認した瞬間あらびっくり、中身まで激似でしたよ此畜生!!


 だから分かったのスチルを確認してからだからな!

 俺の方がビビったぞ!?

 それからナニとは言わないが抜けなくなったからな!

 親友がよろしくヤッテルとこなんて想像したくないわ!!!


 などと誰に言うわけでもなく、トイレの個室で言い訳してみる。

 今は授業も終わり放課後、部活動や帰り支度をする生徒の中、俺は落ち着くために誰もいなさそうなトイレに駆け込み落ち着こうとした。

 しばらくたってようやく状況が呑み込めてきた。


 まずここはゲームのアルケミストツールズの世界だ。


 舞台は蓬莱町という架空の町で現代日本、ある日異世界から不思議な力と意思を持つ道具がこちらに来てしまい蓬莱町に不思議な事件を巻き起こす。


 蓬莱学園一年として通う主人公はとある出会いから事件の解決と道具の回収を手伝うことに、道具を異世界に全て送り返すことを大きな目標とし、そしてその過程で知り合った女の子と仲を深めていくというゲームである。


 いやゲームのクオリティは高くて普通にシナリオゲーとして何周もできた出来たんだけどなぁ…だがエロゲである!

 そのせいであまり知られてない隠れた名作になってるんだよなぁ…


 次にこの姿についてだよな。


 体の持ち主は何と俺と同じ名前、そしてトイレの鏡で確認したが、15歳の俺の容姿とそっくりなのである。

 だから、あれ?俺が若返って転移したのでは?

 と思ったが、この体の記憶が今も少しずつ流れ込んできている。

 そしてこの世界で生活していたという記憶もある。


 まぁ主人公と友達じゃなく、ぼっち決めこんでるっていうこと以外はそんなに記憶と違いはないんだけどな。

 つまり前世の記憶として覚えてるか、憑依しているかの可能性が高いんだよな。

 というか俺の元の体大丈夫か、死んだか意識失ってるかの状態だよなぁ。

 今気にしてもしかたないし、とりあえず元の世界に戻ることは置いとこう。


 スマホで今の日付を確認する。

 日付は6月1日の午後4時を示していた。

 こっちの世界にきてから一時間経過している。


 ゲームのシナリオが始まるのは6月3日からなのでまだ二日程猶予はある。

 異世界転生ものなら赤ん坊からやり直して、急激成長して俺TEEできるんだろうけど、赤ん坊からじゃないし、しかも二日しかないってどんな鬼畜な神様だろうか。


 つくづく神様に嫌われる男だな俺…

 もういいや、無神論者に俺はなる!


「さて、どうするか…」


 俺が知ってるシナリオ通りなら、6月3日シナリオ開始早々に一人が心に深い傷を負ってしまう。

 あのシーンは今だにトラウマだ。

 悲惨だし、何もしていない子がどうしてあんな目に合わなくてはならないと、唇を何度強くかんだことか分からない。


 そんな未来認めちゃいけないし、自分としては避けたいが、俺自体が多分シナリオに干渉するのはとある理由で無理なのである。

 主人公様に頼るのもありっちゃありなんだが、信用がないから与太話でおわるだけだよなぁ…

 見た目似てるけど別人なわけだし、俺がいきなり話しかけたら、えっ?なにこいつ?ってなるのがおちだ。


 しかも話の内容が内容なだけに無理だろ、高校生にもなって中二病とか…ひそひそひそひそ…ってなるんだろ!?

 俺はそういうの詳しいんだ!

 実体験とかじゃないからな!!

 勘違いしないでよね!?

 なにより俺自身ぼっちでコミュ障だしな!!


 言ってて悲しくなってきた……

 と・に・か・く!

 信用させるための材料を用意しないとだな。

 道具の力を見せるのが一番なんだけど、まだこっちに来てないんだよなぁ…

 来るのは早くても6月3日だし、しかもあの子のトラウマ事件と同時刻

 これじゃ本末転倒である。


「あ!」


 あるじゃん、まだこっちに来てて、俺でも使えそうなやつが!

 多分あれと契約できれば、シナリオに干渉できるかもしれない!

 希望的観測かもしれないけど、試してみる価値はある。


「そうと決まれば、行くしかないよな!!」


 主人公たちにとっては始まりの場所、そしてすべての元凶でもある。


 蓬莱博物館へ!

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