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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

幼女が気持ち悪いおじさんに全身を触られる話

作者: ヒロモト


「はぁはぁ。リカちゃあああん」


おじさんが私の身体をイヤラシく触る。

いつも優しくしてくれるおじさんだったのに私の事そんな目で見てたんだ。


「!?……そこはだめ!」


「まっでよ。りがちゃぁあん!」


おじさんがお尻を触ろうとしたので私は振り切って逃げた。

臭い!



「んん〜どこを触られてどこを触られなかったのお〜?教えてぇ?」


「ひいいぃっ!」


助けを求めに交番まで来たのに、おまわりさんまで私の身体を触る。

お尻。触られちゃった。男の人に触らせちゃだめなとこなのに。


「おまわりさんの馬鹿!」


臭い臭い!



「おっぱい。おっぱい触らせて?ねっ?」


「んいぃぃ」


家に逃げ帰ったら義理のお姉ちゃんがおっぱいを触ってきた。

お姉ちゃん。女の子同士でもここは触っちゃ駄目だよ……怖い。


「りーかちゃん?」


「りかちゃあん?」


パパ!?ママ!?お姉ちゃんを止めて!


「……なんで!?」


ママは私にキスをして義理のパパは私の身体を隅々まで触った。

泣いても漏らしても止めてくれない。

……もう誰も信じられないよ。


私はこの町で一番愛されてると思ってた。

この世に私を嫌いな人なんていないんだって今日まで思ってた。

でも違うんだな。

臭い臭い臭い臭い!






『3人の臭いが洗っても落ちないくらい』全身を舐められた後の私の記憶は曖昧だ。


後で軍の人に聞かされた話だと私は家を出て森で一週間過ごしたらしい。

食料や水は森の入口に誰かが置いてくれていたそうだ。


誰だか分からないけど。泣けてくる。


『君は本当に愛されていたんだね』


私のメンタルドクターはそう言った。

私もそう思います。


『ゾンビに襲われない為にはゾンビの臭いを身体中に染み込ませる必要がある』


幼い私はそれを知らなかった。


『ウイルスに感染したら人は100%理性を失うのに彼らは君を助けた。目の前に大好物の人肉があるのに、だ。誰も君に噛みつかなかった』




20○○年。○月○○日にゾンビウィルスが○○町に蔓延。原因は不明。

ウィルス確認後、○○町はすぐに軍によって封鎖された。

一週間後。住人全員が感染したと判断され、町ごとミサイルにより焼却される寸前に空から隊員が一人の少女を発見。救出される。

少女救出後。予定通り町は焼却処分された。




20○○年。

○○町事件の生き残りの少女の血液からゾンビウィルスの治療薬が開発される。






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― 新着の感想 ―
[良い点] 紳士の風上にも置けねえ奴らだ……と思ったら紳士だった……! 実際のところどうだったかは分かりませんが、こういう手遅れな状態に陥ってもギリギリ残った理性で何かする系好き。
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