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第31話 棺桶、宇宙の全てを理解する

 100でなく80に刻んだのはヘタレたわけではない。


 試しに女神樹本体に『鑑定』を使ってみたところ、レベル100と出たのだ。

 周囲の魚も鑑定したがどんなに高くても70がせいぜい。


 なので100にした場合、女神樹クラスが同じ空間に二つ存在するということになり、異常事態として認識されるかもしれない、と思ったからである。なんせ世界における神のレベルだからな。

 エラーデス!!とか言われてこの仮想世界がぶっ壊れでもしたら大変だし。

 

「……で、どうだ?何か特別な情報が見れるようになったりしないか?」

「うーん、特にそれっぽい情報はないっしょ……」


 レベル強化され、いまやドラゴンより強い(はず)のマイアに聞くが、どうにも自分に関わりのありそうな情報は見つけられないようだ。

 く、犯人は女神樹じゃなかったってことなのか……?


「ただ、上級精霊のお姉さまがたはこういう情報を常に見ていると思うと結構なショックっしょ……

 さすが選ばれし精霊……核心にせまる話ばっかり。

 世界生成の秘密……超古代文明滅亡の謎……時間旅行者の大予言……王家は宇宙人と契約している……」


 めちゃくちゃオカルトっぽいのが気になるな!?


 しかし今はそれどころではない。

 上級精霊でも接続できないとなると……手詰まりか……?


「そういえば女神樹の鑑定結果は?」

「あ、そうか。完全に忘れてた。鑑定結果の詳細を閲覧すりゃいいんだ」


 鑑定結果の過去情報で何か見つかるかもしれない。見てみようとする――が。


 女神の記憶映像、何かの風景は見えるのだが、そこから光の粒子のようなものが視界いっぱいに広がって押し寄せてくる。そのせいでほとんど何も判別出来ない。


 この大量の光の粒が何かしらの情報の塊なのだろう。

 さすが高次の存在と言うべきか。見ている世界が全く違うようだ。

 これでは調べようがない……


 しかしあきらめず色々探るうちに、何かしらの文章情報らしきものが出てきた。

 こっちは輝きに包まれてはいない……のだが。

 文字情報のあちこちが黒で塗りつぶされており、全く肝心の部分が読めない!


「……こりゃ国家が隠ぺいした機密文書って感じだな……」


 鑑定結果に鑑定の重ね掛けをしても、黒塗り部分は見えてこない。


「くそっ、どうにかして見る方法はないのか!? 光に透かしてもダメか。黒塗り部分を叩いたら

 文字色が反転して見えるとか……無理かー!!」

「結局その情報は女神樹しか読めないってコトっしょ……」

「女神樹しか……女神樹と同格……」


 ――やはりそれしかない。


「……こうなったらレベル100まで上げる、か!」

「なにー!?」


 マイアが驚愕の声をあげる。


「いやいやアタシなんかが女神樹と同レベルになる!?!?こわすぎ!!」


 さすがにドン引かれた。


「もうそれしかないんだ、一緒に神になろうじゃないか」

「無理無理むりむりむりむりぃ!!」


 大反対である。

 しかしここまで来て引き返すわけにもいかない……!


「じゃあ、こうしよう。今俺とマイアは一心同体。今はマイアがこの魚アバター?の主導権を握ってるが、

 主導権を俺に渡して、お前は何も見てない聞いてないって態度で通せばいい。

 情報は直接、俺が探る」

「そんなんが通用すればいいケド……!」

「何かあったら責任はとるから! 頼む!!」

「……ああもう勝手にするっしょ! あーあーきこえなーい!」


 よし、なんとか了承を得ることが出来た。

 アバターの主導権をいただき、ふたたびレベルアップ魔法の重ね掛け。


 ――ついに来た、レベル、100……!

 しばらく様子を見るがレベル100の存在が新たに誕生しても、特に異常事態が起こることもないようだった。


 そしてこの万能感、高揚感。ここに極まれり!これが、神か!!


 宇宙のすべてが、うん。わかって……きたぞ……


「(いいからさっさとしろっしょ)」


 マイアがひそひそ声でつっこんでくる。

 実にもっともであり、さっそくさっきの黒塗り文章を読んでみる。

 ……

 ……なんだこれは?

お読みいただきありがとうございます!


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