のんびりしたいのに.1どんどん修正します!
おかげさまで、ブクマも増えて嬉しいです!ありがとうございます!
この作品は変人や変態が出てきます。
一部ではエロいシーンもありますので苦手な方はご遠慮ください。
二部以降は落ち着きますが変人は出てくると思います。
プロローグ
「おばあちゃん、大丈夫?」
目の前にしゃがむおばあちゃんは、腰が抜けたのか踞っている。よく見たら、そこそこ高そうな服装だ。
「あわ…あわ。こ、ここ、天国かい?」
駄目だ。気が動転している。いや、でも無理ないか。事故で死にそうになったんだから。
まさか私が助けるとは思わなかったけどね。
時は遡る。日曜日の昼時。たまには休もうとリビングでごろごろしていけどお母さんが家の掃除を始めたので出掛けることにした。都会の街並みを抜けてお散歩。
この辺は都会にも緑の続く遊歩道があるので、予定がない時はその道を散歩する。
少し進めば渓谷みたいになっていて、気温も下がるので夏なんかにはいいかもね。景色もいいのでスマホで撮影している人たちも多い。その先の甘味処で餡蜜を食べてから神社で参拝しよっと。頭はすっかり餡蜜。からの餡蜜。
のんびりと散歩をした後の和菓子屋でお団子を食べるのが好き。また甘いものを食べたので夕方は体を動かさなければね。
そこからふと前方の通りに目を向ければ、おばあちゃんが信号が青になったので、渡ろうとしていたら、車が信号無視。
「危ない!」
牽かれそうになったとこを身体が勝手に反応しておばあちゃんを助けたのだ。
ホントに良かった。擦り傷はしたけどおばあさんは平気みたいだ。心臓がばくばく言いながらも頭はどこか冷静だ。
(……お団子が)
私の大好きなお団子が、地面に落ちてる。もう駄目か。駄目だよね。
その後色々あって、ギャラリーがスマホで撮影してたので、文句言って、救急車と警察を呼んでもらい、病院に付き添ったりと初めてのことで疲れた。
おばあちゃんは、やっぱり大したこと無くて良かった。擦りむいたくらい。私もだけど。
「助けてくれてありがとう。あんたには必ずお礼するからね」
「いや、そんないいですって!大したことなくてよかった!」
まあ、大したことあったかもしれないのだが無事で良き。
そして、週明けの月曜日。晴れて良い天気。学校はあまり面白いとは思わないけれど、友達と無駄なおしゃべりをするのは楽しいから。
なんだかんだで、皆勤賞である。
改札を抜けると、後ろから声をかけられる。
「おっはよー、真姫!相変わらず良い身体してるね。えへへ」
「琴美、おはよう。朝から親父っぽいセクハラ止めてくれる?」
私の見事な身体をさわろうとする琴美の手をぴしゃりと叩く。
こいつは油断するとブラのホックを外そうとしてくる。百合イベントはいらない。
「減らないんだからいいでしょー」
「いや、良くないよ」
松原琴美は、こんなだけど試験勉強とかは教えてくれるし、部活の吹奏楽部も真剣にやっている。
部活の先輩が目当てみたいだけど。
「真姫はもう、部活とかやんないのー?」
「うーん。なんか、本気に馴れないんだよねー」
晴れた青空を眺めながら、ぼんやりする。陸上もそれなりに楽しかったけど、なにか本気になれない。
近所の道場に通って、心身鍛えているものの、どこか熱中出来なくて今は、ぼんやりと過ごしている。おばあちゃんみたいとよくからかわれる。
「恋よ!」
「は?」
「恋をして、良い男と過ごせば、少しは楽しくなるんじゃない?」
小柄な琴美は、私の腕に自分の腕に絡ませる。
恋に恋する乙女。いつも良い男を探しているのが、琴美なのだ。
「そうかなー?」
何度か、男子にコクられたことはあるものの、付き合いたいと言う気にならなくて、断ってきた。それに私より強くないとね。
守ってもらえるのに憧れたりもするし。
「じ、じゃあ、私の彼氏をネトって見ない?えへへ」
興奮気味の琴美の腕をほどいて、距離を置く。この変態。息が荒い。
「あー、変態さんは、離れてくれる?」
「そんなー?じゃあ私が真姫の彼氏をネトるからー!」
「……もっと駄目じゃん。そもそも私たちに、彼氏がいませんよー、お嬢さん」
「まあね。どうしてだろう?」
あなたが変態だからとは言えない。こんなとこはあるけど、優しい子なのだ。ホントだよ?
あまり他人に興味のない私が、孤立しそうなので、グループの輪にいれてくれたり。おかげで、体育祭とか、一人でぽつんとしなくてすんだけど。
仮に一人でも気にもしないだろうけども。
クラスでいじめられている子を庇ったり、そしてそれを私が庇ったり。
満員電車で、痴漢にあってる子を助けたり。
それで、暴力を振るわれそうになった琴美を私が庇ったり……て、あれ?私がなんか苦労してる?
琴美は、えへへと笑いながら話しかけてくる。憎めないな、この子。
「そんなに暇なら、ゲームとかして見る?」
「ゲーム?ストリートファイト?」
「そんな発想のJkはいないと思うんだけど……」
そうか。琴美はきょとんとしている。
弟の影響で、格闘ゲームをよくしていた時期があるから、外でガラの悪い人が前から来たら、バトルが始まるのかと思ってしまう子供時代だった。
微笑ましい。微笑ましいよね?
「ゲームねー。目を悪くするよ?」
「小学生の親か」
軽くツッコミながらも、どんなゲームだろうと考える。スマホでゲームはしないし。
「あ、スマホじゃないよ。VRよ」
「VR?Vライン?」
「違うよ。VRMMO」
「……え?それのなにが楽しいの?」
本気で首をかしげる私に、分かってないなと、チッチッチッと目の前で指を振る。仕草、古いんだけど。
「面白いよー!異世界だよ!異世界で冒険出来るんだよ!」
知らなかった。琴美が下ネタと部活以外に興奮してるなんて。
「でも、おばあちゃんばかり出てくるんでしょ?」
「へ?」
なに言ってるのこの人みたいな顔をしている。
「だって、ばーちゃん、マジでMなオンラインでしょー?」
「ぶっ!あはははははは!」
街の往来で馬鹿笑いするものだから、私は恥ずかしくなって琴美を止める。
「ば、ばーちゃんが…あはひひひひ!」
「こ、琴美、どうしたの、落ち着いて!」
「ひぃ~、ひぃ~。ま、真姫も下ネタ言えるんじゃない~!」
腹を抱えてバシバシ私を叩く琴美を見ながら、ため息を吐く。
「早く行くよ~。遅刻しちゃうから~」
「あん、待ってよ~!」
いつもの退屈な日常。それでも、友達の琴美とおしゃべりをするのは楽しいことだ。
私たちは他の生徒に混じって学校へ向かう。早く紅葉に染まってくれないかな。
つづく
真姫ちゃんは、美人でモテるけど、無関心だから、恋人が出来ないみたい。 琴美ちゃんは、自分が性癖が変態なのを昔、悩んでいたけど今は、吹っ切れているんだって。
真姫ちゃんは、美人でモテるけど、無関心だから、恋人が出来ないみたい。 琴美ちゃんは、自分が性癖が変態なのを昔、悩んでいたけど今は、吹っ切れているんだって。




