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ダイヤモンドの女神  作者: 駿河ギン
4章 少女たちは再起する
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さぁ、勝負だ

 それぞれが自分の道を見出して努力を重ね続けた。その功績は結果という形に表れなくても立派なものだと俺は思う。勝負は決して勝つだけがすべてじゃない。それは以前の負けでみんな学んだ。次は勝つことで学ぼうじゃないか。相手はクラブチーム。君たちよりも長く野球をやってきている子達ばかりだ。だからって気後れするな。かっこ悪くても恥じることはない。堂々と自分たちが得てきたもので戦え。

 真理子先生に用意してもらった胸に星美高校と筆記体で書かれた白いユニホームと星に美という漢字が入ったロゴの帽子を被り校門前で一列に整列をする。それに対抗するように良長川女子野球クラブも整列してやってきた。

 列の中央にいる四之宮は俺たちの雰囲気を見て違いを感じ取るとうれしそうに笑う。

「次は期待できますね」

 有紗は威圧感に一瞬だけ負けそうになるけど、ぐっと顔を上げて四之宮と向かい合う。

「今度は負けません」

「こっちも負けるつもりないですの」

 ある日曜日の昼下がり。再び戦いの火蓋が切って落とされた。

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