表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

プロローグ

今作品は、主人公の趣味嗜好全開の作品になっております。


感想、ブックマークしてください。お願いします。



プロローグ


俺には、家族がいない。


小学校までは、両親と俺の三人家族だった。


ある日、両親は交通事故にあって死んだ。


俺は一人になり、親戚に引き取られる筈だったけど、親戚全員に拒絶された。


それからは、両親の保険金で一人暮らしをしている。


中学に入って、理由はわからないが、イジメを受けた。


無視、物隠し、落書き、暴力、なぜ自分がイジメの対象になったかは、わからない。


ただ、イジメを受けた時になんとなく思ったことがある。


神は、世界は、人は、俺の事が心底嫌いなのだろう、と。


俺が、何かをした訳じゃ無い。


それでも、なぜか嫌われるんだ、全てに。



高校に入った時、またイジメを受けた。


また、理由はわから無い。


それでもやっぱり、俺は世界に否定されてるような気がした。


居るだけで害、存在する事が許され無い。


俺は、生まれて初めて泣いた。


両親が死んだ時にすら泣かなかったのに。


そして、決めた。


もう、希望は抱か無いと。


もう、これ以上の絶望は無いだろうから。


もう、これ以上の絶望に耐えられ無いだろうから。


もう、何も望まないから。


もう、これ以上の絶望は味わいたくないから。


だから神様、こんな望みくらい叶えてくれませんか?


家族も、友達も、家も、未来も、希望も、夢も、明日も、何も要らないから。


これ以上、俺に絶望を味あわせないでください。



この時は知らなかった。


俺の望みが叶わない事を。


神までもが、俺を嫌いな事を。


そして、さらなる絶望が待っている事を。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ