薬が足りない
そんなある日、いつものように薬を飲んた後、何気なく薬のヒートを眺めた。
「ん?」
何かがおかしい。
違和感を感じた。
えーっと。
数を数え始める。
あと10錠あるはずなのに、9錠しかない。
もう1年以上土曜日スタートで薬を飲み続けている。
数えるのは簡単だ。
…どうしよう。。。
薬を飲み忘れたときの対応はメーカーがリーフレットに載せてくれている。
でも。
薬の数が足りないということは、どこかで多く飲んでしまったということだ。
薬を多く飲んだときの対応はリーフレットに載っていない。
薬学的に考えたら、明日薬を飲まなければいいはずだ。
でも、書いてないし。。。
薬剤師の貴子でも不安になる。
大した薬じゃないから不安になることでもないんだけど。
わかっていても、やっぱり不安だ。
一般の患者さんならもっと不安になるんだろうな。
そう思った。
翌日、薬剤師の特権(?)を使い、メーカーに問い合わせた。
「静岡県○○にあります○○薬局の薬剤師紺野と申しますが…」
この地域担当のMRから折り返し電話がかかってきて、対処法を教えてもらう。
思った通り、今日は飲まなくて良い、ということだった。
長く薬飲んでると、色んなことがある。
飲み忘れたこともあったし、飲んだかわからなくなったこともあった。
薬剤師として働いていても、実際患者にならないとわからないこともある。
”実感する”って大事だなと思った。