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『リコリスの花言葉』

作者: 安藤あんず
掲載日:2026/03/10

あれ?あれ。あれあれ?あれあれ?あれあれ?

あれあれあれあれ?あれ?

少女「私の分のご飯が今日も無い……。ママ、何で作ってくれないの?」


〜学校〜


少女「あ、私の席が無い……。先生も気付いてないし。皆なんで、そんなイジメをするの?」


下校中、道路脇の電信柱に花束を見つける。ペットボトル3本とお菓子が置いてある。何だろう……?


「あ……そうか。私、もう死んでたんだ。去年、交通事故で死んじゃってたんだ。」


ありがとう。さようなら、みんな。


そう言うと少女は消えてしまった。影も形も無く。


「パパ、ママ……ママたちより早く死んじゃってごめんね?大好きだよ?美帆より」


あーあ、大人になりたかったなあ。



【後日談】


後日、電信柱に、いっぱいの花束とあたたかいごはん、クラスのみんなからの寄せ書き、勉強ノートが置いてありました。


「もう美帆が居なくなってから1年ですね。私たち6年生は卒業して中学生になります。私立に行って離れ離れになる子も居ます。みんなと離れたくないと泣いていました。部活を楽しみにしてる子、勉強に不安がある子も居ます。


先生が言っていました。君たちには未来がある。未来には無限の可能性が。皆さん先生の手を離れても、道を踏み外さず、立派な大人になってくださいね、と。


みんなで、先生にありがとうとお別れの言葉を言いました。今度、卒業パーティを開こうとも。


私たちは今、将来へのワクワクやドキドキでいっぱいです。大人になる階段を一歩踏み出しました。いつか離れ離れになっても。ずっとみんな親友だからね?


『Yes!WE CAN!』(やれば出来る)うちらの学年の合言葉。美帆が亡くなってから決まったんだけどね汗


どうか、美帆安らかに。


いつまで経っても、私たちのこと忘れないでね!愛してるゾ!美帆へ」



[完]

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