第7章 地域猫が遠征して来た
ルイとエイミーをお迎え1周年のパーティーを開いた、風と夏とパパとママとジイジとバアバとしおり先生だった。ご飯ロイヤルカナンのカリカリをいつもの倍をお皿に入れた。チュールも2本にしてあげて、猫のミルクも用意してルイとエイミーにあげた。「なんでこんなにくれんだよ。」ルイは驚いた目をキラキラさせてカリカリを夢中で食べてチュールもペロペロ舐めた。ミルクもゴクゴクのどを鳴らして飲んだ。「今日、ルイとエイミーの1周年記念日だ。それと病院で大人しくしてくれたご褒美だよ。ルイは悪態ついていたけどね。看護師さんをブスとか先生をジジイとか言ってたけどね。駄目だよ。いつ覚えたのそんな言葉、今度言ったらご飯なしにするからね。ルイ!」風はルイに怒った。ルイは無言だった。「ニャー!」「有り難う。皆さんには感謝してます。」エイミーが皆の顔を見た。「ルイは何もないの!」風がルイを睨むと「ニャー!」「皆さん。有り難う。」と言って下を向いた。「そう、ルイとエイミーが来た時、季節外れの雪が降って喋るようになったんだよね。それからピアノが来て【キラキラ星】が弾けるようになったし、幼稚園にも行くようになった。今年からたけどね。そう、幼稚園にね。茶トラのジロウと言う地域猫が子分を連れて良く遊びに来るんだ。左目にキズがあってね。子分達もサバシロのアケミと言う地域猫とハチワレのゴロウとキジトラのロクロウといつも四匹で幼稚園の校庭に遊びに来る。皆、ゴロゴロ寝ていて可愛いよね。なっちゃん。」風が皆に話した。「家にもアメリカンカールという種類のルイとエイミーという猫がいるんだと言ったらジロウが頷いて聞いていたわ。」風がルイとエイミーの顔を見て微笑んだ。「ニャー!」「幼稚園まで遠いんだろう?」ルイが風に聞いてきた。「遠いよ。幼稚園は5丁目で家は3丁目でしょ!大きな道を横断しないといけないから。危ないよ。」風はルイとエイミーに言ったら「ニャー!」「僕もそいつらに会いたいなあ!」ルイが風の顔を見た。「たぶん。会えないなあ?ごめん。幼稚園にルイとエイミーは連れていけないから。」風はルイの顔を見た。「ルイ、エイミー、3丁目の中央公園のクロちゃん達、この間、幼稚園の帰りに会ったよ。最近来てないの?元気そうに4匹で歩いていた。」風がルイとエイミーに聞いた。「ニャー!」「来てない。ふうちゃんとなっちゃんがいないからね。」ルイが風の顔を見た。「そうか?来てないのか?ルイとエイミー連れて行くとママから怒られるからね。ごめんなさい。」風はルイとエイミーに謝った。「ニャー!」「ふうちゃん。気にしないでよ。」エイミーが風の顔を見た。「ママ、このミルク美味しいから時々出してくれないかな?」エイミーがママの顔を見た。「エイミー、ミルク美味しいか?また、買って来てあげる。少し残っているからもっと飲むかい?」ママはエイミー。顔を見て微笑んでミルクをエイミーの器に足した。ついでにルイの器にも入れた。「ニャー!」「ママ有り難う。」ルイとエイミーはママの顔を見て「ゴロゴロ」のどを鳴らして喜んだ。「ルイとエイミーは仲が良い兄妹だよね。けんかしてる所、見た事ないわ!」ママが言うと「ママが見てないだけで良くけんかしているよ。からぶり猫パンチしてるし!」風がママにチクッた。すると「ブスとかジジイはふうちゃんから教わったんだよ。よくテレビをみながら、一言言っている。芸人のお姉ちゃんとか見てブス、つまんねえんだよ。なんて、おじいちゃんが出てくるとこのクソジジイ
とか言っている。」ルイもママにチクッた。「ふうちゃん。口悪かったんだ!ママ知らなかった。ウフフ!」ママが風の顔を見て笑った。「エヘヘ!私も猫被っていたから。」風はニヤニヤしながらママを見て言った。「あらー!ふうちゃんったら駄目だよ。なっちゃんみたいにおしとやかにしなくっちゃね。」ママもニヤニヤしながら風と夏を見た。「今年も迎え盆でお墓にいきますからね。」ママは風と夏を見て微笑んだ。「はい。わかりました。」風と夏は返事をして、ママを見た。ルイとエイミーはたらふく食べて満足してゴロゴロノドを鳴らして寝てしまっていた。「ママ、お墓参り、ルイとエイミーも連れて行って良い!」風がママの顔をニコニコしながら見た。「いいわよ。バックに入れてね。逃げちゃたら可哀想だから。」ママは風の顔を見て微笑んだ。そして、8月13日が来た。家族揃って5丁目の先祖代々のお寺に向かった。その途中、車窓から「あっ!ジロウ達だ。アケミもゴロウもロクロウもいる。」風が歩道を一列に歩く4匹を見かけた。どこかへ行く途中なのか?ただ歩いていた。「ルイ、エイミー!見て、ジロウ達が歩いているよ。見て、見て!」ルイとエイミーを窓の近くへ近づけ外を見させた。「ニャー!」「うん。4匹が歩いている。あれが、ふうちゃんの言うジロウ一家か?怖そうだね?」エイミーが言うと「ニャー!」「ジロウと言う親分けんか強そうだね。威圧感ある!」ルイも口にした。「みんなお利口さんだね。一列で歩いている。」ママが助手席から外を見て言った。「ルイ!あれが野良猫だよ。地域の人達に支えられ生きてんだよ。」風がルイの顔を見た。風が車の窓を開けて「ジロウちゃん。どこへ行くの?」風がジロウ達に話かけた。「ふうちゃんじゃないか?ちょっと4丁目の地域猫の所へ行く!猫会議だ!そのうち3丁目にも行くからその時、ふうちゃんの所に寄らせて頂きます。クロちゃんはふうちゃんの家知っているんだろう?」ジロウが風の顔を見て怒鳴った。「気をつけて!」風はジロウ達に声をかけて車は走り去った。「ふうちゃんは、どんな猫とも話せるの?すごいなあ?ママはルイとエイミーだけだよ。」ママが後を振り返り風の顔と夏の顔を見た。二人は頷いた。車はお墓に着いた。毎年のルーティンで事を済ませ。先祖の霊をお迎えした。「今年は雪が降らなかったね。ママ。」夏がママの顔を見て微笑んだ。「降らない方がいいかも。ルイとエイミーと話せなくなっちゃうかもよ。それでは悲しいじゃない?これでよかったのよ。そのうち話せなくなっちゃうと思うから。今を大切にしなさい。」ママは風と夏の顔を見てぷうッと吹き出して笑った。「ママ、そんな日がくるかな?私、そんな日来ないと思うよ。」風は嫌な顔を覗かせてママにたきついた。「ニャー!」「そんな日は来ないよ。ふうちゃん。なっちゃん。安心して!僕等が死なない限りないから。なんてね。」ルイは今にも泣き出しそうな風の顔を見て「ニャー!」と鳴いた。「え!本当に!良かった。」風の顔がパーッと明るく輝いて空から太陽の光が家族を照らした。家族は提灯片手にお墓を後にした。それから1週間後、クロちゃん達がジロウ達を連れてふうちゃんとなっちゃんとルイとエイミーに会いに来た。ミケちゃんの病気見舞に来たらしい。ミケちゃんが何も食べれず寝込んでいると界隈の地域猫の連絡網で伝わったらしい。この間、ジロウ達と会った時も3丁目のボスのタロウの見舞に行く所だったらしい。ジロウがルイとエイミーに会いたいと言うので連れて来たと言う事だった。地域猫は急に熱くなったこの次期に体調を崩す猫が増えるらしい。だから地域猫同士見舞に出かけ無事を確認していると言う。ルイとエイミーは5丁目の猫達に挨拶をした。「あまり、見たことのない猫、ルイとエイミーに惚れた。」とジロウがルイとエイミーに握手しゃなく身体を舐めた。お互い舐めあった。風と夏の家の庭が猫会議の会議場になっていた。




