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エターナルフレーム what a wonderful Word  作者: やましたゆずる
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第5章 レッスンはキラキラ星

日曜日、朝9時にインターフォンが鳴った。「おはようございます。まつうらしおりです。」対応したバアバが玄関を開けた。ルイとエイミーもお迎えに玄関まで出て来て、下からしおりを眺めて「ニャー!」と同時に鳴いた。「あら!可愛い子達だこと。初めましてしおりです。宜しくね。」しおりはルイとエイミーを交互に抱き上げ挨拶を交わした。「ニャー!」ルイとエイミーが同時に鳴いたが言葉は聞こえなかった。家族以外には聞こえなかった。「しおり先生、いらっしゃいませ!」風と夏が出て来て「こっちの猫がルイ、こっちがエイミーって言うんだ。ピアノのレッスン宜しくお願い致します。」風と夏が頭を下げて同時に挨拶をした。「ルイとエイミーちゃんか可愛い宜しくね。」しおりはルイとエイミーを顔につけて笑顔でスリスリした。「ニャー!」と同時に鳴いた。「しおり先生、今日はママが仕事で不在なので私がお話いたします。取り入って弾きたい曲はないそうです。3歳だからそれ相当な曲で結構です。」バアバがしおりの顔を笑顔で見た。「はい!わかりました。こちらで何曲か持って来ました。【キラキラ星】【猫踏んじゃった】【トトロのさんぽ】【ミッキーマウスマーチ】です。この中から気に入った曲をやりましよう?」しおりはバアバの顔を見て微笑んだ。「しおりさん。全部弾いてくださらない?風と夏に選ばせるから?」バアバはしおりの目を見てニコリ微笑んだ。「はい!わかりました。」しおりはピアノの前の椅子に座ると楽譜を置いて鍵盤に手をかざし「キラキラ星から弾きますね。聞いて下さい。」風と夏の顔を見て微笑んだ。そして演奏を始めた。風と夏は歌を口ずさんだ。二人はこの曲を知っていた。「おそらのほしよ。」演奏が終わり歌も終わった。風と夏は手をはたいた。「しおり先生。私、この曲好きよ。」風が笑顔で言った。「私も好き!」夏も笑顔で言った。「それではこれが第一候補にしますか?続いて、猫踏んじゃった。」しおりは風と夏の顔を見てニコリ笑った。しおりは演奏を始めると風と夏はまた、一緒に歌いだした。演奏が終わり風と夏は手を叩いて喜んだ。「この歌はルイとエイミーが可哀想だわ。駄目ね。」風がボソっと言った。「次はトトロのさんぽね。」しおりは風と夏の顔を見て微笑んだ。演奏が始まったが風と夏には何もリアクションがなかった。知らなかったのだった。風と夏は手を叩いていたが「しおり先生、この曲知らない。ごめん。」風がしおりの顔を見てニコニコした。「私も知らない。」夏もしおりの顔を見てはにかんだ。「知らないか?二人はまだ、トトロみてないんだね。」しおりは二人の顔を見て苦笑いを浮かべた。「最後はミッキーマウスマーチだよ。これも知らないかな?」しおりは演奏を始めた。軽快なリズムで風と夏は身体を揺らしたが歌いはしなかった。「この曲も知らない。」風が言った。「私も知らない。」夏も言ったがルイとエイミーは「ニャー!」「僕達は知ってるよ。なんかお店で流れていた。」ルイが風の顔を見て言った。お店のBGMで流れていたらしい。風と夏は手を叩いて拍手をしてしおりによるデモ演奏が終わった。「しおりさん。この二人には音符とリズムを教えましたがちゃんと理解しているかは不明です。ごめんなさい。」バアバがしおりの顔を見て申しわけなさそうな顔をした。「まだ、3歳だから出来るとこからでいいですよ。最初から難しいと思わせる事は逆効果ですから音楽は字の通り音を楽しむ事が目的ですから失敗してもやり直しは何回でもできますから。」しおりはバアバの顔を見て優しく微笑んだ。「私は幼稚園の時からピアノを初めまして、3歳から出来る二人は羨ましいですよ。これから、これから!私の教え方が悪かったら言って下さい。私も勉強しますから!ヤマハ音楽教室へ私も通ってみようなんて思っていたところです。指導のノウハウを学びたいと思います。」しおりはバアバの顔を笑顔で見た。しおりは翌週にはヤマハ音楽教室へ入会して指導方法を勉強した。「しおり先生、【キラキラ星】にします。」風と夏はしおりの目を見つめて練習曲を決めた。「弾いてみる?ふうちゃんから。座って!」しおりは風をピアノの前に座らせて「ドドソソララソ」と口ずさみながら風の指を鍵盤に押しつけた。風は音符とリズムを理解していた。「次、なっちゃん。」夏も同じように「ドドソソララソ」と人差し指で鍵盤を押した。夏も音符とリズムを理解していた。「はい!二人とも良く出来ました。左手は来週やりましょう?練習しておいて下さい。今日はここまで!終わります。」しおりは二人の顔を見て優しく微笑んだ。

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