第1章 3歳の誕生日に
新しい物語が始まりました。不思議生物(しゃべる猫)と人間のほのぼの暮らしを描きます。お楽しみに。登場人物の名前はひらがなにしました。読みづらい点はご了承ください。
風と夏は双子の姉妹である。3歳の誕生日にジイジとバアバから兼ねてからの約束の猫をプレゼントが貰える事を指折り楽しみにしていた。その日8月8日が来た。父と母は自分達で面倒みるならとそれと保護猫じゃなければ良いと言ってくれていた。何故かと野良猫はどんな病気を持っているかわからないからと言う理由だった。だからジイジとバアバと風と夏の4人で近くのペットショップへ行くと可愛い子猫がケースに入れられ沢山居た。その中からちょっと長毛のアメリカンカールと言う種の子猫が居た。耳がカールしていて可愛い。白に茶色の頭と尻尾のオス猫とグレーのメス猫が目にとまった。ジイジとバアバに「これが良い」とねだると店長が子猫をケースから出して二人に抱っこさせた。猫は子供達に甘えて「ニャー」と鳴いた。「うーん。可愛い。」風はオスを抱っこし、夏はメスを抱っこした。「風、夏、名前はジイジとバアバがつけてあげるからね。楽しみにね。」バアバの二人の顔を見て微笑んだ。「有り難う。」二人がバアバの顔を見て笑顔で言うと「ニャーと」二匹の猫が泣いた。風て夏には「僕達を連れて帰って」と言っているように聴こえていた。「店長さん、この猫、お迎えするわ。後、バックと餌とおやつを下さい。」バアバが店長に言った。「餌はこれが良いかな?ロイヤルカナン。おやつはいなばのチャオチュールかな?バックは青とピンクにします。首輪はいかがですか?ネームプレートもついでにいかがでしょうか?」店長はバアバの顔を見て優しく微笑んだ。「全部頂きます。」バアバは店長の顔を見て笑顔で言った。「この猫さん達生後半年過ぎましたから去勢と避妊はしてあります。病歴はありません。安心して下さい。子供は出来ません。」店長はバアバの顔を見て笑顔で微笑んだ。「お嬢ちゃん達、可愛がって下さいね。餌のあげすぎには気をつけて!わからない事がありましたら来て下さい。今日は、有り難う御座いました。私、店長のくろきと申します。」店長は四人に頭を下げてお見送りをした。車まで猫を連れて行った。トランクにバックを入れたが「店長さん。猫さん、暗い所かわいそうだから私の隣に乗せるわ。また、来るね。」風と夏は笑顔で店長を見て手を振った。「本日は誠に有り難う御座いました。何か不安な点がありましたらいつでもお寄り下さい。お気おつけてお帰り下さい。またのご来店を。」店長は深々と頭を下げて車を見送った。風と夏な二匹の猫をケースから出してお互いの膝の上で抱っこした。二匹は風と夏になついて頭をスリスリしてくる。風と夏は喜んで猫の身体をナデナデした。「うわぁ可愛い。」ゴロゴロと言い始めて風と夏の膝の上でフミフミし始めた。バアバが後を振り向くと笑顔の風と夏が猫と遊んでいた。「風、夏、可愛いわね。大事にしてあげてね。毎日、ご飯とおやつをあげて、トイレ掃除もちゃんとするんだよ。猫はお水嫌いだからお風呂は毎日入らなくてもいいかめね。かわいそうだから。まだ、この子達がお風呂嫌いかわからないけどね。」バアバが楽しそうな二人の顔を見て笑顔で言った。「わかった。面倒見るよ。」風と夏バアバの顔を見て微笑んだ。「そうだ?あなた、トイレ買うの忘れたわ、ペットショップ戻って。ごめんなさい。」バアバが運転するジイジの横顔を見た。「あい、わかった。戻る。さゆり(バアバの名前)他にいる物ないか、まりか(母の名前)に電話して聞いて見ろ」けんざぶろう(ジイジの名前)がバアバの横顔を見た。「わかった。電話してみる。」バアバがバックからスマホを出してまりかに電話をした。「キャットタワーだって猫は高い所が好きだからあるといいわよだって。後おもちゃ!」バアバがジイジの横顔を見た。「そうか?店長に見繕って貰おう。」ジイジはバアバの横顔を見た。そして、ユーターンをしてペットショップへ向かった。しばらく走るとペットショップに着いた。「いらっしゃいませ。さとう様。何かありましまか?」店長のくろきがジイジとバアバの顔を見て笑顔で声をかけた。「そう!トイレを買い忘れて、後キャットタワーとおもちゃもいただけますか?」バアバがくろきの顔を見て微笑んだ。「あっ、すっかり、忘れてしまいましたね。申しわけありません。何度もご来店いただきまして。」くろきはバアバの顔を見て優しく微笑んだ。「こちらこそ、店長さん。見繕っていただけますか?」バアバはくろきの顔を笑顔で見た。風と夏は車の中で猫と遊んでいた。「トイレはこの深いタイプの物をお勧めいたします。大きくなっても使えますのでキャットタワーはこちらの安い物でよろしいかと?」くろきはバアバの顔を見て優しく微笑んだ。「どうせなら高い方頂くわ。おもちゃはこれとこれを下さい。」バアバが笑顔でくろきを見た。「あっ!そうですか?有り難う御座います。◯◯◯円になります。」黒木が言うと「カードでお願い致します。」バアバがカードを出した。「店長さん。有り難う。」バアバがくろきの顔を見て優しく微笑んだ。「車までお持ちいたします。」くろきは荷物を持って車のトランクに入れジイジとバアバに頭を深々と下げた。「また、お越しください。」くろきは二人の背中に声をかけた。「お嬢ちゃん達、すっかりなつかれましたね。良かった。気に入って貰えて。大切にしてあげてね。」くろきは車の中で子猫と遊ぶ風と夏に声をかけた。「はい!」二人は返事を黒木に返し手を振った。「バイバイ!」「それでは失礼いたします。」バアバは助手席の窓を開けてくろきの顔を見て優しく微笑んだ。くろきは車が見えなくなるまで頭を下げ見送った。四人は帰路に着いた。家に着くと母のまりかが玄関の前で掃除をしていた。「あら!おかえりなさい。お疲れ様でした。」まりかはジイジとバアバの顔を見て笑顔で頭を下げた。「ママ!猫買って貰ったよ。可愛いでしょう?名前はジイジとバアバが付けてくれるって!楽しみ。」風がママの顔を笑顔で見た。「ふうちゃん。それは良かったわね。可愛い子猫だこと!なっちゃんの子猫も同じ種類なの?グレーなのね。さあ!部屋に入って!」まりかが子猫と風と夏と家の中に入ろうとした時、「まりか、悪いけど荷物降ろすの手伝ってくれないかしら。」バアバがママに声をかけた。ジイジとバアバとまりかは車のトランクから荷物を持って家の中へ入った。「お父さん、お母さん。お茶淹れます。あの子猫高かったでしょう?」まりかは母に尋ねた。さゆりが右手の指を3本立てた。「えっ!タッカ!」まりかはビックリした表情で両手で指を6本立てた。「すいません。高い買い物させちゃって。」まりかは父と母に頭を下げた。「良いんだよ。ふうちゃんとなっちゃんの笑顔が見れたもの。お安い御用だよ。ただ、二人がちゃんと面倒見れるかだね。茉莉花、今日、仕事は行かなく良いのかい?」さゆりがまりかの目を見つめた。「今日は行かなくて良いの!お店休みだから。」まりかは三ツ星レストランのシェフをしていた。旦那のけんいちろうは芸能事務所の社長であり沢山のタレントが所属していて芸能界では大手事務所であった。ジイジとバアバも元外タレを日本に呼ぶプロモーターをしていて業界では有名人であった。今、父けんいろうの事務所は元々ジイジとバアバが経営していた芸能事務所であった。オフィス佐藤と言う。本社ビルは澁谷にあった。「まりかさん。お茶飲んだらキャットタワーの組み立て頼んでもいいかしら?」さゆりがまりかの目を見てお茶を啜った。「いいですわ、お手伝いいたします。任せて下さい。」まりかは母の目を見つめた。風と夏は買って来たトイレに砂を入れていた。言われなくともやっていた。トイレに1袋の砂を入れて「子猫にウンチとオシッコはこの中へするんだよ。」一生懸命に伝えていた。トイレを2つ用意出来た。さゆりは名前を外タレの名前にしようと考えていた。「グレーのメスは左の口の上にほくろみたいな黒の毛がはえている。イギリスの歌手で日本に呼ぼうと思っていたら27歳で亡くなった、エイミー・ワインハウスに似てるからエイミーなんてどうよ。洒落てると思わない?白の方はオスだからトランペットでジャズシンガーのルイ・アームストロングから、ルイなんて良くない?」バアバは少し古い歌手の名前を挙げた。「最近なら女性はテイラーとかアリアナがある。男子ならチャーリーとかエドとかマイケルなんかになるなか?」バアバは頭を傾げた。「良いんじゃない?エイミーとルイで!ふうちゃんとなっちゃん子猫の名前決まったよ。白がルイでグレーがエイミーね。」バアバが風と夏に言った。「バアバ有り難う。ルイとエイミーか可愛い名前。」二人はバアバにお礼を言った。「ルイ、お前の名前はルイだよ。ルイ!」風はルイの目を見て言い聞かせた。「エイミー、お前の名前はエイミーだよ。エイミー!」夏はエイミーのつぶらな瞳を見て言い聞かせた。「ニャー!」と二匹とも返事をした。「ママ、こっちがルイでこっちがエイミーって名前になった。」風がまりかの目を見て笑顔で微笑んだ。「可愛い名前だね。ふうちゃん良かったね。なっちゃんも良かったね。」まりかは二人の顔を見て優しく微笑んだ。「気に入って貰えて良かったわ!ふうちゃんもなっちゃんにも喜んで貰えてバアバ嬉しいよ。」バアバは涙ぐんで喜んでいた。「それではキャットタワー作ろうか?まりか。」バアバはキャットタワーの袋を破いて説明書を見た。5人はキャットタワーを組み立て始めた。意外と簡単で30分くらいで2台出来上がった。「ママ、カッコいいタワーが出来た。」風と夏が笑顔で喜んだ。「猫さんのお部屋も付いているね。ルイもエイミーも喜ぶわよ。一番下の空いている所へトイレ置きなさい。」茉莉花が風と夏に言うと風と夏はトイレをそこへセットした。ママがお皿にロイヤルカナンのご飯を入れて2つ用意した。一緒に買って来た、お水の機械もちゃんとセットした。「ルイご飯あげるよ。」風が言うとルイがお皿の中に顔を入れてカリカリ食べ始めた。「エイミーご飯だよ。」夏がお皿をエイミーの前に出すとエイミーがお皿に顔を入れてカリカリ食べ始めた。「ルイもエイミーもお利口さん。偉いわ。」まりかがルイとエイミーの頭を撫でた。「ニャー」二匹が鳴いた。「これで一安心だね。」バアバがポツリと言った。「お父さん、お母さん、有り難うね。私、ケーキ買いに行ってきます。二人を頼みます。」まりかはジイジとバアバの顔を見ると車の鍵を手にしてバックを持った。「行ってきます。」まりかは玄関を出て行った。1時間くらいでケーキとチキンの箱を手にまりかが帰って来た。「ただいま。戻りました。」まりかがジイジとバアバと風と夏の顔を見てニヤリ笑った。「温かいうちに食べちゃいますか?お昼だし!パパ居なくても良いかな?」まりかはジイジとバアバと風と夏の顔を見て微笑んだ。「良いよ。たべちゃおう!」風と夏が言った。「御馳走は夜作るからお昼はこれで我慢してね。夜はステーキ焼きますから!」まりかはケーキとフライドチキンでお茶を濁した。まりかはケーキを出して、ローソクを3本立て火をつけた。「ふうちゃん。なっちゃん。3歳の誕生日おめでとう!これ、ママからプレゼントのティーシャツ桜色と空色があるから二人で決めてね。」まりかは二人の顔を見て優しく微笑んだ。儀式が終わると6等分に切り分け1個を冷蔵庫に入れた。「可愛いティーシャツ。私、桜色にするわ!」まず、風が選んだ。「それじゃあ!私は空色にする。」夏がティーシャツを持って笑顔で微笑んだ。まりかがフライドチキンもお皿に取り分け一人一人に渡した。「ふうちゃん。はい!苺、あげる。」バアバが風のケーキに自分の苺をのせた。「なっちゃんにはジイジの苺、あげる。」ジイジは夏のケーキに苺をのせた。「バアバ、ジイジ有り難う!」風と夏は笑顔で二人を見た。風と夏は早速苺を口に入れて満足そうな顔を見せた。「うーん!美味しい!」風と夏が唸った。まりかがオレンジジュースをコップに5人分入れてそれぞれに分けた。「乾杯、お誕生日おめでとう!ふうちゃんとなっちゃんももう3歳かおねちゃんになったな!」ジイジが二人の顔を見て優しく微笑んだ。「ジイジ、バアバ、ママ、今日は私達の為にプレゼント有り難う。一生忘れないよ。パパは何プレゼントしてくれるかな?」風が皆の顔を見て優しく微笑んだ。「ふうちゃんは何が欲しいの?なっちゃんは何が欲しいの?」茉莉花が二人の顔を見て微笑んだ。「ピアノかな?」風が言った。「なっちゃんは?」茉莉花が聞くと首を傾げて考えて「私もピアノが欲しい!」夏はまりかの顔を見て笑顔を見せた。「そうか?ルイとエイミーにお願いしたら?叶えてくれるかも?」まりかは風と夏の顔を交互に見て微笑んだ。風と夏はルイとエイミーを抱っこして「パパがピアノをプレゼントしてくれますように!」とおでこをルイとエイミーの額につけて頼んだ。そして、ケーキとフライドチキンを食べ終えて誕生日会は終わった。まりかはスマホを手に庭に出ると夫、けんいちろうに電話をした。「あなた、ふうちゃんとなっちゃんがプレゼントにピアノが欲しいって言っているの?この際だから買ってあげて下さいな?良い経験になるわよ。1台でいいから?今晩、実物は無理でもパンフレットだけでも貰って来てくれないかしら!」まりかはそれだけ話をして電話を切った。その晩、「ただいま帰りました。猫は来てるのか?ふうちゃん。なっちゃん。」けんいちろうは二人に尋ねると風と夏がルイとエイミーを抱っこして、健一郎の目の前に差し出した。「パパ、こっちがルイ!ふうちゃんの猫。」風がパパの顔を笑顔で見た。「ルイか?パパだよ。宜しく!可愛いな」健一郎はルイを抱っこして見つめた。「パパ、こっちがエイミー、なっちゃんの猫だよ。抱っこする?」夏がパパを笑顔で見つめると抱っこしていたルイを風に返して、エイミーを抱っこした。「君はエイミーって言うんだ?いらっしゃい。」けんいちろうはエイミーのつぶらな瞳を見つめて笑顔で微笑んだ。「ふうちゃん、なっちゃん。良く面倒観てあげてな!トイレ掃除を忘れずにわかった?」けんいちろうはふうちゃんとなっちゃんの目を見つめた。「パパからのプレゼントはこれだ!実物はないがパンフレットを見せる。ピアノだ!一週間以内に来ると思う?二人で1台を弾いてくれ!」けんいちろうはピアノのパンフレットを風に渡した。「あなた、おかえりなさい。ピアノ買ってくれたのね。有り難う。今晩は誕生日会で和牛のステーキよ。ソースも私の手作りよ。食べるでしょう?」まりかはトングを持ってけんいちろうに話かけた。「パパ、ピアノ、有り難う!なんで欲しいってわかったの?」夏が笑顔でけんいちろうの顔を覗いた。「うん。ピアノ屋の前を通ったらピアノが私を連れていって!って叫んでいたんだ?だから、ふうちゃんとなっちゃんが叫んでいるのかなと思ってさあ?ピアノ屋の前を通って正解だった。欲しかったんだ?ピアノ。ちゃんと練習しろよ。パパに聴かせてくれよ。ベートーヴェン。」けんいちろうはふうちゃんとなっちゃんの顔を見てニヤニヤしながらまりかの顔をチラリ見た。




