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『ヘブンスガール・コレクション』~悪役第二皇子に転生したが、気付けば主人公格に?!~  作者: 月詠 昼光


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第37話:コアの性能一覧

 余計な事かも知れないが、ココに飛車に於ける各コアの役割を記す。


・メインコア:主動力となるコア。時速1mmの速度で、一定の方向へ常に動こうとする性質がある。1kg程度の負荷を掛けても問題なく動く。


・サブコア:動力の補助をするコア。コレに因り、メインコアの推進力のスピードとパワーが最大で接触状態で100倍にまで増幅される。


・ベクトルコア:コアの進む方向性を変える性質を持つ。メインコア及びサブコアは、一番近いベクトルコアのある方向へ動こうとする性質がある。


・スピードコア:コアの進む速度を高める性質を持つ。メインコアとの距離によって変化するが、接触状態で時速100mの速度でメインコア及びサブコアは動こうとする性質がある。


・ブーストコア:コアの進む速度と進もうとするエネルギーを増幅する性質がある。メインコア及びサブコア、スピードコアの影響も計算に入れると、最大で時速1km、1000kg程度の負荷を掛けても問題なく動く。


・ブレーキコア:コアの進む能力を下げる効果があり、接触状態だとメインコアの動く力も速度もゼロにまで低減する。


・セーフティコア:進行方向に衝突しそうな物質を感知すると、速度を著しく下げる。尚、止まる迄の影響は無く、接触状態で時速1mm程度の速度で、最大1000kg程度の負荷を掛けても問題なく動く。


・ハイトコア:高さを維持させる為のコア。メインコアとの距離によって高度を変化し、接触状態で海上1km程度迄の高さを飛ぶ事が出来る。


・G低減コア:加速圧を軽減する効果がある。メインコアとの距離によって加速圧を軽減し、接触状態で加速圧を1/100程度にまで軽減する。


・スローコア:メインコアの動きを低減する効果がある。接触状態で、上限が時速1cmまで下がる。


・パワーコア:メインコアの動く力を高める効果がある。接触状態で、100倍程度の負荷を掛けても問題なく動く。


・ギアコア:メインコアとの距離によって、遠ければ速く弱く、近ければ遅く強く動く効果がある。飛車に於いては、1cm単位で10段階を設定し、それぞれに最大100倍:1/100の効果がある。


・リミッターコア:メインコアとの距離によって、速度とパワーに制限を掛ける。遠いほど制限が低く、接触状態で時速1mm&1kg迄下げる。


・バランスコア:各コア間の効果のバランスを整える効果があり、メインコアに近ければ近いほど安定し、接触状態で最も快適に動作する為、通常は接触状態で設置する。無理な力を加えようとする時だけ、メインコアから離す。


 ――以上。


「ふぅ……」


 デッドリッグは、各コアの性能を一覧表にし、息を吐いた。


 コレの位置関係の制御を魔法機部に依頼し、大分形になって来たのだが、未だ完成じゃない。


 少なくとも、後に追加した4つのコアの制御は、重要であるが後付けになった形であり、後は魔法機部の活躍を期待するしか無いのだが、デッドリッグは、未だ見落としは無い物か、検討を続けていた。


 それらの設計が完了し、仕込んだ時点で、一応の完成に至る。


 一応、この一覧表は魔法機部の部長に写しを受け渡すが、未だ、コアの製法については、誰にも語っていない。


 コアの製造の為に必須の、『ドラゴンの血液』だが、大量に仕入れて、半分ほどを消費してしまっている。


 今後、安定して『ドラゴンの血液』が入手出来ないと、コア及び飛車の量産には至らない。


 因みに、デッドリッグは素案(そあん)として、『全方向へ動ける』のでは無く、『前方にしか動けないが、左右に曲がる事は出来る』と云う、『香車』の生産プランも立てていた。


 恐らくは、『香車』の方が生産コストは低い筈である。ベクトルコアを固定しておけるからだ。


 その際に、曲がる為のコアが必要だと気付き、『カーブコア』のプランも立てようと、デッドリッグはしていたが、それよりは、ベクトルコアの稼働領域を制限した方が現実的だろうと、プランを練り直す。


 が、一応、一覧表に以下の一つを追記し、デッドリッグは新たなコアの生産に取り掛かろうとしていた。


 即ち──


・カーブコア:メインコア及びベクトルコアで動こうとする方向性に、上下左右の変化を齎す。


 こう記して、デッドリッグはコアの生産の準備の為、(たらい)に超純水を魔法で注ぎ込んだ。


 そして、その超純水の中に手を突っ込み、魔法を発動させる。


 すると、水の『アルフェリオン結晶』が生産され、半ば透明に、銀色に光るコアが作成出来た。コレを、10個ほど作る。


 それから、『ドラゴンの血液』を利用して、HTML文の様式に従って命令文を書き込んでいく。


 球面に文字を書き込んでいくのだから、当たり前だが、ちょっと難しい。だが、既にデッドリッグは手慣れていた。


 そしてそれから、自嘲(じちょう)するかのようにこう(わら)った。


「自動車も出来ていないのに、いきなり飛ぶ車かよ」


 同じように苦労して技術の先取りをしたローズ達を、到底笑えない事態にはなっていた。


 だが、デッドリッグはこう呟く。


自重(じちょう)して(たま)るかよ」


 望むことは、望む物を、望む通りに。


 デッドリッグは、一人、向かい来る運命と戦おうとしていた。

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