【第3話】街にエルフが来た
ひとまず私達は街に戻ることにした
帰り道、馬に乗りながら色々聞いてみることにした
ちなみに馬は3頭しかいないのでミーナは、私の馬に一緒に乗っている
「ねぇミーナ」
「はいなんでしょう」
ミーナは最初は少し怯えていたけど今はもう大丈夫そうね
さて何を聞こうかしら
どれくらい強いのかとかかな?もしくは恋バナとか?
うぅん
「あの…」
「ひゃい!?」
すごい上擦った声が出ちゃた。恥ずかし!
「ごめんなさい…その…冒険者やってるのよね?」
「はい」
話聞いた中だとかなり長いこと冒険者やってるぽいからかなり強いんじゃないかしら
「冒険者ランクってどれくらいなの?」
「SSランクです」
SSランク!?何それ!?そんなランクあるの?確か冒険者ランクって下からF,E,D,Cランクで冒険者の6割くらいでBランクは冒険者の3割、Aランクが1割Sランクは、この世界でも数えられるほどしかいない
私達勇者は錬金術師の建と技師の大誠以外はみんなSランクだ
そしてSSランク
そんなもの聞いたことがない何それ
「SSランク?Sランクじゃなくて?」
「はいSSランクです」
「「「……」」」
話を聞いていた星も蓮もそりゃ黙っちゃうよねそんなSSランクなんて聞いたことないもん
「なぜSSランクに?」
その星の言葉に私と蓮も頷く
「約130年くらい前にちょっと自暴自棄になってどうしようもなくなった龍族を少し大人しくさせたらSSランクになった」
その後街に着くまで魔法のことなどを聞いたりした
その話の中には、私たちの知らない魔法もあったけれど
やはり300年も生きてるだけはあるわね
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「ここがケーンという町かぁ…良い街並ね」
「この後ギルドによるけど来る?」
私達は、先ほどの依頼の完了手続きをしなければならないのでギルドに行くつもりだけどミーナはどうかしら
「私も着いて言っていいの?」
「うん。全然大丈夫だよ」
「顔出しくらいはしておいてもいいんじゃないかな?」
「そうしようかしら」
なんやかんやでギルドについたけど視線がすごいわね
ミーナは、エルフだから当然美少女だし私達もなかなかギルドには顔を出さないのもあってかものいつもより視線を感じる
「あっ勇者…様?」
あっけに取られたような顔をしているギルドの受付のお姉さんの視線の先をむくとミーナがいたので恐らくミーナのことを見て呆気にとられてしまったのだろう
その視線に気づいたのかミーナが自己紹介をする
「どうもエルフのミーナといいます。しばらくこの街に滞在する予定ですのでよろしくお願いします」
「!?…あっはい!ようこそケーンへ。私ギルドの受付をしておりますサラで何かわからないことがあれば私にお聞きください…一応冒険者カードをお持ちでしたら見せていただけますか?」
ミーナは、懐から出した冒険者カードをギルドの受付のお姉さんに渡すがサラや私達は、懐から出した冒険者カードを見て呆気にとられてしまった
ダイヤの縁にSランク冒険者カードの金のカードかはめ込まれている
「えっと…一応お聞きしますが冒険者カードでお間違いないですよね?」
「はい」
サラは、少し不安になりながらもステータスを表示する機械に入れる
表示された内容は、しっかりとSSランク冒険者と書いてった
魔力量も見てみるとかなり桁違いの数値だった
なに30万って私で10万で平均の量が1000、この国で私以外の魔力がいちばん多い人でも5万4000しかないのに私の3倍の量って…世界って広い
「SSランク…一応本部に問い合わせてみますね…」