スピード違反
私はスピード違反を中心に取り締まっている。
今日は遅すぎる車を見つけ、返って危ないということで取り締まることにした。
「すみません。すこしよろしいですか?」
私は青い車を引き止た。中には運転席に80歳程の女性と、後ろに5人ほどの老人が青ざめた様子でぐったりとしていた。
「はい?お巡りさん、私なにかしましたか?しっかりスピードは守ってたはずだよ?今だって標識通り時速20kmで走っていたんですもの」
「標識通り時速20km……?」
おばあさんは不思議そうな顔をして首を傾げている。
ああ、なるほど。このおばあさんの勘違いを私は理解した。
「おばあさん、それは標識ではなく国道20号線。道の名前ですよ」
「あら、そうだったの。ごめんなさいねぇ……」
おばあさんは難しそうな顔をすると頭をすこし下げる。
「それともう一つお聞きしたいことがあるのですが」
私は引き止めてから気になっていたことを聞く。
「どうして後ろに乗っている他の方々はなにもしゃべらないんですか?」
するとおばあさんは車の中を一目見、またも首を傾げる。
「あら、おかしいわね。ついさっきまでみんなと楽しくおしゃべりしていたのに。国道320号線に入るまでは」
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解説
今回は道の名前をスピード上限と間違えていたおばあさんの話。
おばあさんの勘違いをしっかり理解していればわかると思いますが、おばあさんは最初国道20号線を標識のスピード上限と勘違いし時速20kmで走っていました。
そして、そんな勘違いをしていたおばあさんは国道320号線を通ったと言っています。
つまり、国道320号線を通過したところでおばあさんは時速320kmで走っていたと言うことです。だからおばあさんと一緒にドライブしていた他の老人達はぐったりとしていたということです。
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