表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/65

苦手       オリジナル


秋の夜。

まだ少しだけ温かい風に少々の寒気が走る夜だ。

「虫」の音が聞こえる。

まるで夏のような音だが、季節的には秋だ。


そんな涼しい夜、僕は一人道を歩く。

家から逃げ出すように出たあとだ。

もう家に帰ることは無いだろう。


人気の無い暗い夜。

そこを僕はゆっくりと歩く。

「ここは明るいなあ」

僕が一人ふらふらと歩いていると前から独り言をしゃべりながら歩いてきている少女?が来た。


(なんだ?こんな時間に外を出歩くなんて)

そう、今は朝の1時。

普通であれば誰も出歩かないような時間なのだ。


「あ、こんばんはぁ」


その少女?は僕の目の前までくると律儀に挨拶をしてきた。

「あれぇ?聞こえてる?」

まるで生気の抜けたような声量と雰囲気で、ねっとりとした言い方だからなのか少しおさなさをかもしだしていた。


「あ、はい。こんばんは……」

僕は突然のことだったので少しぎこちなく挨拶をした。

「最近は寒くなってきたよねぇ。なんたって秋なのに去年の冬と同じ気温なんだよぉ?」

「そ、そうですね」

「こんな寒い日にはあっつあつのお肉が食べたいなぁ……」


そういえば肉今持っていたような……。

僕はそう思い小さな袋を取り出す。

それを彼女に渡した。

「これ、食べます?あつあつではないですが取り立てです」

「え!?ほんと!?いるいるぅ」

そう言っていたので僕は袋ごと渡した。


「それじゃ、またいつかねぇー」

そう言い、彼女と別れていった。

いったい彼女は何だったのだろう。

初対面だというのにあんなに馴れ馴れしい………ああいう人間は、嫌い、かな。



──数日後──



僕はテレビを見ていた。

すると急に番組が変わり、ニュースが映る。


………どうやら近くで死体が発見されたようだ。

死因は殺人のようなものではなく、食中毒だと言う。



その死んだ人は、この間の少女だった。



Thank you for reading!

ちょっと長めでしたね。

それでは解説。


解説

簡潔に言うと、主人公はあの少女を殺しました。

え、でも食中毒なんでしょ?

そう思った方も少しは居るでしょう。

主人公は少女に肉を渡しました。

とくに熱いわけではない“とりたて”の肉を。

ここでとりたての意味を思い出しましょう。

とりたて、それは聞いた通り、取ったばかりの肉ということです。

取ったばかりの肉は要するに、焼いていないのですからバイ菌やウイルスが沢山居ます。

それを食べてしまったのですから食中毒になるでしょう。


ちなみにこのお肉、設定的には主人公の親と言う設定です。

最初に「あの家には帰らない」と言っていたのは既に親を殺しているからということです。

それと、食中毒では死なんだろと思う方もいるかもなので言っておきますが、一応実例はあるみたいです。


また沢山の意味怖を投稿していくのでブックマークや評価をしていってね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
この少女は見知らぬ人から貰った生肉を焼かずに食べたのですか? ライオンみたいな顎してますねw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ