ドライブ
俺は今付き合って1ヶ月の彼女とドライブに行っている。
30年間女性とは無縁だった俺がついに可愛い子と付き合えたのだ。
「ありがとう正晴くん、今日は私の我儘を聞いてもらって……」
「ハハ、いいよ、初めてのデートで何をすればいいのかわからなかったんだ。逆にそう言うのは良いしね。
それに星空が見えるなんてロマンチックな所、初デートにピッタリだしね」
そう言って彼女と男はドライブをしていた。
夕方、正晴達は山を上っている真っ最中だった。
そして夜、やっと星空がよく見える所に着いたのだ。
俺はゆっくり眺めるために車の椅子のシートを少し下げて見たいた。
「ねえ……正晴くん……私のこと好き?」
俺は何も言わず瞬きせずに星空を眺めている。
「私はこんなに好きだよ……」
彼女が星空を隠すように目の前に現れた。
けど、俺は何も言わず瞬きせずにボーっと彼女を見つめていた。
「したいの……正晴くん……」
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解説
単刀直入に言います。
主人公はもう死んでいます。
それが分かるところは最初と最後。
最初に主人公と彼女は会話をしていましたよね。
なのに星空を見ている時には何も発していませんでした。
それどころか瞬きすらもしていません。
そこでもう一度最後の言葉を見てください。
「したいの……正晴くん」
これはあのえちぃことがしたいと言っているわけではありません。
これは「死体の……正晴くん」と言っているんです。
要するに、彼女は生きている正晴くんより死体である動かない正晴くんが好きだったと言うきとです。
きっと彼に近づいたのも最初から殺すためでしょう。
これで解説を終わります。
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