落石事故
ある家族が妻の実家に帰ると言うことで家族皆で田舎にバスで向かっている時でした。
「ねえねえ、ママ、パパ」
「なあに?もしかしてお腹好いたとか?」
「そう!!!」
バスの中にそんな会話が響き渡る。
「そうだな、まあ山に入ったら飲食店とか少なくなるしな、そうするか」
家族の中の父親がそう言うと降者ボタンを押した。
そしてその家族は途中で降り、少し歩いたところにある村で昼食を取ることにした。
「うわー美味しそう――」
子供が少しはしゃぎ気味でご飯を食べていると突然母親が
「――なによ、これ」
と言いった。
父親はその目線を追うと、そこにはテレビがあった。
そこにあったのは
「こ、この落石事故って、さっきまで俺たちが乗ってたやつか……?全員死亡って……」
父親は安堵した表情でもう一度喋った。
「降りててよかった――」
「――あのまま乗っておけばよかった」
テレビのモニターを見ながら母親が絶望したかのような顔を浮かべる。
「なにを言ってるんだ!あのまま乗ってたら俺たちも……ああ、確かにあのまま乗っておけばよかった」
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皆読んでくれてありがとうございます!
解説
母親は乗っていればよかったと言っていますが、それはなぜか皆さんわかりましたか?
それは、降りる時に時間がずれてしまったからです。
もし、あのまま乗っていれば落石が起きる前に進めていた訳なのですから、あの時に降りてしまったことでバスがジャストフィットで落石に巻き込まれたわけです。
この話はもう仕方がないことですよね……。
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