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三つの選択

長かった(¡ω¡)


今僕たちはエイプリルフールの日に4人でお泊まり会をしている。


「なあ、今日はエイプリルフールの日だし話に1つ嘘を混ぜないか?」


友達の1人がそう提案するとその場にいた僕や他の友達も賛成した。

なので皆順番に嘘話をした。


そして最後に僕の番が回ってきた。


「僕は皆見たいに嘘話は思いつかないから1つ作り話をするね」


と言うと。

「なんだよそれ。趣旨が変わっちまうじゃねえか」

友達の1人がそう言った。


その言葉に対し他の友達までも少し反対気味に言った。

「まあまあ、退屈はさせないからさ」


そうして僕は無理やり始めようとして、「では」と言った。




ある日、僕は目が覚めると白い部屋にいた。

そこには何もなくただ単に真っ白な空間だった。

どうしてそこにいるのか、どうやって来たのか全く覚えていない。


しばらくすると天井から声がした。

古いスピーカーだったのか、ノイズが入っていて声が変だった。


『これからあなたには3つの選択をしてもらう。生と死のどちらかを選び、決して矛盾のない道を選べ』


そう聞こえたのと同時に後ろから

ガチャ

と言う音がした。


僕は振り向くとさっきまではなかった場所にドアが追加されていたんだ。

その時は何故か何の疑問も抱かずに、ただある道を進んだ。


扉の先を進むとまた白い部屋だった。

そこには左手側に寝袋、右手側にテレビ、そして真ん中に大きな斧が置いてあった。

寝袋には顔が出ておらず、中に誰がいるのか分からなかった。

テレビには10名程の子供が映っていた。


『みっつあたえます。ひとつめ。右手のテレビを壊すこと。ふたつめ。左手の人を殺すこと。みっつめ。あなたが死ぬこと。

ひとつめを選べばあなたは出口に近づき寝袋の人は解放されます。その代わりテレビに映っている人は死にます。

ふたつめを選べばあなたは出口に近づくことができます。その代わり寝袋の人の道は終わりです。

みっつめを選べば左手の人は解放され、おめでとう。あなたの道は終わりです』


となんとも不気味な質問だった。

一人の命と多数の命。

どう考えても多数の命を優先する。


僕はちょっと考えたあと、決断し、真ん中にあった斧を持ち寝袋の前へと来た。


そして少し躊躇しながらも斧を振り上げ思いっきり降り下ろした。

その瞬間グチャっという鈍い音がしたあとその不快感が手をつたい全身に広がった。


そしたら奥にあった扉が開いた。

僕は斧を元の位置に置き、扉を開けて前に進んだ。


次にあったのは、左手側に寝袋、右手側に日本の地図。

そして真ん中に灯油とマッチだった。


『みっつあたえます。ひとつめ。右手の日本地図を破ること。ふたつめ。左手の寝袋に火を撒くこと。みっつめ。あなたが死ぬこと。

ひとつめを選べばあなたは出口に近づき寝袋の人は解放されます。その代わり日本に今居る人間は死にます。

ふたつめを選べばあなたは出口に近づくことができます。その代わり寝袋の人の道は終わりです。

みっつめを選べば左手の人は解放され、おめでとう。あなたの道は終わりです』


とさっきと似たようなことが聞こえた。

僕は迷いなく灯油を持つと寝袋に全部撒き、マッチに火を付け寝袋に落とした。

するとッボという音と同時に大きく火が付いた。


罪悪感、なんて感情はさっき殺したときから麻痺していた。

一度殺したのならそれを突き通そういつの間にかそんな思いになっていた。


2分程寝袋が燃やされるのを見ていたら

ガチャ

と言う音と同時に奥の扉が開いた。

僕は燃えきる寝袋を見ずに前に進んだ。


次の部屋にあったのは、左手側に先ほど同様に寝袋、右手側には地球儀、真ん中に拳銃があった。


『みっつあたえます。ひとつめ。右手の地球儀を壊すこと。ふたつめ。左手の寝袋を撃ち抜くこと。みっつめ。あなたが死ぬこと。

ひとつめを選べばあなたは出口に近づき寝袋の人は解放されます。その代わり地球のどこかに核が落ちます。

ふたつめを選べばあなたは出口に近づくことができます。その代わり寝袋の人の道は終わりです。

みっつめを選べば左手の人は解放され、おめでとう。あなたの道は終わりです』


聞き終わると同時に僕は真ん中にあった拳銃を手に取り、寝袋の前に立ち拳銃を寝袋に向けて人差し指に力を込めた。


バアン

バアン

バアン


三回程連続で撃った時、四回目を撃とうとしたら

ガチャ

と言う音がして奥の扉が開いた。

初めて扱った銃は重たく、一瞬で死んでくれたから罪悪感は微塵も感じなかった。


次の部屋に行くと今度は何もない空間に来た。

それこそ、最初に居た部屋のようだった。


『ふたつあたえます。ひとつめ。今まで殺した3人を本当に殺すこと。ふたつめ。あなたが死ぬこと。』


僕は迷いなく静かに手を挙げ、そのまま今まで来た道を指差した。


『おめでとう。あなたは死と生の選択を矛盾なく正確にこなした。

もちろん、1つの命は大事だが、地球と命では地球の方が命より重たく大切だ。

それをよく知っているようだ。

人生とは、選択の連続だ。1つの選択をすれば1つの事実が出来上がる。

そして選択されなかった方は違う誰かが選択をする。

皆が皆違う選択をし色々な事実を持っている。

今あなたは選択をし見事に個数と多数の命の重さを理解した。

だが、それは決して個数の命が軽いと言うわけではない。

それをあなたには実感してもらう。

さあ進め出口は開いた』


そう言って声は聞こえなくなった。

僕は取り敢えず扉の奥に進んだ。


部屋に入るとパッと白い光が僕を包み込んだ。

やがて光が消えると僕は目を擦りながら前を見た。


そこには父、母、弟の遺影があった。




「と言う話だ」

僕は話終わるとその場の空気は凍りついたかのように固まる。

すると一人が口を開いた。

「……っんな暗い話は止めようぜ、ほらお前も嘘付けよ!」

友達の一人が言い終わってスッキリした僕に嘘をつけと言った。

「嘘ならもう付いてるよ」

「え?」




「1つ作り話をするね」





Thank you for reading!


マジで長すぎて疲れました。


解説

結構有名なんで最初に結論を言いますけど、実はこの話作り話じゃあ無いんです。

そう、主人公が付いた“嘘”と言うのは「1つ作り話をするね」と言う所です。

わかって頂けたでしょうか?

もしわからなかったら感想で知らせてくれれば直します。

あるいは調べてみてください。


また沢山の意味怖を投稿していきますので良かったらブックマーク登録や評価をしていってね。

感想も待ってます!!!

今回は本当に頑張ったので感想を頂けると嬉しいです。

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