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生きる道だ。
79.彼女の可愛くも深刻な悩み
「もうお泊まりなしにして」
半同棲中の彼女から、突然の衝撃の言葉。何故だ。何が嫌だった?
「なんで?」
そっぽを向く彼女に愕然とする。何か怒らせるようなことしただろうか、しかし心当たりがなさすぎる。
「朝起きるのが辛いの。君と離れるのが寂しくて!」
予想外の答えに、安堵と愛しさが募った。
80.死神の初めての友人
人間の生きられる時間は決まっている。死期が訪れると死神は対象を殺す。
僕の次のターゲットは、高校生の女の子だった。
「変な格好だね」
彼女は僕の姿を目視できた。人間との初めての会話。僕はそれを失いたくなくなった。
——だから僕は、代わりに彼女の友人を殺した。
彼女は口をきいてくれなくなった。




