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その夢に
65.愛する者と利用する者
次に付き合う人は私を深く愛して、大切にして、私を優先にしてくれる人にしようと決めていた。
有難いことに実際、私のことを愛してやまない人と出逢えた。愛されることに溺れていた。けど
「お別れしよっか」
彼が心を病み、彼が彼でなくなったときそう告げた。
残ったのは罪悪感と、少しの寂しさだった。
66.変わらない唯一のもの
世の中変わらないものはない。
人は成長する。環境は変わる。変化のない日常はつまらない。その考えも確かにわかる。
けれど私は、変わらない何かを求め、一生をかけて探すことにした。
「愛してる」
——彼を想うその気持ち。私にとっての変わらない唯一のものはそれだった。
彼は、どうだったんだろうか。




