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答えは
49.USB
あれは偶然だったのか、運命だったのか。
「落としましたよ」
USBを彼が拾ってくれたのがきっかけだった。初めてのキャンパスライフに緊張していた私は、彼の善意に幾らか安心したのを覚えている。
あれから10年経った。
「USBがなかったらこうなってないね」
隣で笑う彼は、今も私を安心させてくれている。
50.心に巣食う
私の隣から消えた筈の彼が、最近夢に出てくる。夢の中での彼の態度は様々で、甘く私を癒してくれるときもあれば、私に見向きもせず他の女と談笑しているときもある。
目覚めたときの気分が最悪。それだけは変わらない。
いなくなった筈の彼は、今日も私を掻き乱す。
心の中からも消えてしまえば楽なのに。




