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西国の文字盤

初めましてイージーモードです,今回の作品は占いツクールにて投稿している

「聖天ののウェザーミレニアム」の外伝となります。以後お見知りおきを。時系列が本作開始の三ヵ月前の二月になっております。投稿日,二月十一日時点ではまだ話数が少ないですが是非「聖天ののウェザーミレニアム」の方も宜しくお願いします。

さて,本作は本編で一話「時節の少年」にて登場した月代 芽璃が主人公となっております。視点も芽璃本人のものになっています。



雪,大気中の水蒸気から生成される氷の結晶が降ってくる現象・・・

特に思い入れがあるという分けではないが胸が痛くなる。

あの時私に情というものが無ければ,あの子は死ななかった。


「何を考えているんだ,私は」


そういうと私は雪道の中進んだ。





ここはスペイン,任務である事を調べにきていた。先日太平洋の南でとある文字盤が発見された。

メディアには伏せているがこの文字盤が千年焉紀に関連しているという。

今わかっている事は二つ,一つは過去に三回行われている事ともう一つは文明が対象で敗れた文明は例外なく消滅している



「シェルトも人使いが荒い,何でこんな事に潮ノ海をだすかねぇ」



「そんなこと言っても如何にも成りませんよ芽璃さん」



愚痴を溢す私に笑顔で答えたのは火箭 珠梨,高校の後輩で今も私の事を慕ってくれている。軍の階級は中将。現在も後輩だ。



「芽璃様,火箭中将,文字盤が見つかりました」


「意外と見つかるものね,御苦労だ菊菜中佐」



一例して私の元に報告をしてきたのは菊菜 葵中佐,私の部下で潮ノ月の参謀。名家菊菜家の出で私も元に志願してきた。彼女の出来ならシェルトの

率いる「世界樹」の幹部にだってなれた筈だ。私には持った得ない。



「太平洋で見つかった文字盤と今見つかった文字盤を繋げると,ピッタシだ」


なんとなく予想出来ていたが思わず驚いてしまった。そうと決まれば解析だ。



解析(アナリフィー)



解析(アナリフィー)とは私の使う錬金術の工程にて使用する魔法だ。

主に物質解析や元素解析に使用するが古代文字の解読にも使用できる。



「ほうほう・・・なに!」



興味深い文章が記してあり感心していたがある部分を読んだ時に旋律が走った。



「如何されましたか?」


「まさか何か不味いことが・・・」



二人は何か察した様だ。珠梨たちの感道理,非情に不味い文章を読んでしまった。



「千年焉紀は千年単位で行われているそうだ」


「新たらしい情報ですが何か不味いことでも」


「それに元付き計算してみて」



私は二人に一回目の年数教えた。歴史の授業をまともに聞いていれば分かるはずだ。



「あの~私忘れちゃったんですが・・・」


「翠火果お前・・・まあ古岡の授業は内容脱線しまくってたからね」



ぶっちゃけ私もあまり聞いておりませんでした。後で復習してました。すまない珠梨。

さすがは葵だ・・・て,おいスマホでやってたんかい。まあ年数見ただけで別の暦に変換しているあたり

頭良いということがわかるが。まあ私も幟旗学園では成績優秀だったが。



「で計算すると・・・・」


「計算するとどうしたんですか」



どうやら葵は私の言いたい事がわかったらしい。あまりにも唐突すぎて私も失言してしまったほどだ。

そう,この計算で行くと三回目は一二三四年,そしてその千年後は・・・・



「今年が・・・・・・丁度千年周期に当たるのです」


「なんですって!」


「そう,今年が千年周期に当たる年というわけだ」



現場が騒然とする。そりゃそうだ,いきなり滅びます宣言を受けた様なものだ。

しかも今回は過去回よりも不味い事がある。それは・・・・・・・



「今回はいままでとは違うことがある」



何人か分かった奴もいる様だ。そう何が違うのか。同じように千年前も文明は栄えていた。

しかしどれも独立した一つの文明だった。だが飛行機やネット等で他の文化が混ざり合った今,

魔族にもその文化は浸透している故に最悪なのは・・・・・・・



「その儀式の対象が全世界かもか知れない」



そう,国境や文化の違いを超えた今の社会はある意味一つの文明構造に発展しているのかも知れない。

それこそ千年前や紀元前の様な被害では済まなくなる可能性が高い。それも人類だけではなく魔族も巻き込んで。



「何か対策を打たねば・・・」


「魔族側に協力を申請するのですか?」


「無理だ,魔族側の国にの国民は五十パーセントは人間だ。ネットを通じて拡散される可能性がある」


「確かにそうされるとパニックになって面倒ですね」



翠火果の言う通り色々面倒な事になる。



「とにかく此処でどうこうできる問題ではない,いったん引くぞ!」


「「「ハッ」」」



取りあえず現場を後にすることにした。




此処はスペインにある潮留家の別荘で地下基地も完備している。

私は別荘の書斎で今日の一件をシェルトに報告していた。



「なるほど,取りあえず分かっただけ進展だな,御苦労だ」


「しかし千年焉紀はもう行われているのかが分からない以上どうする事も出来ない」


「おっと,お悩みの義姉貴に朗報だぜ」


「レオンか,一体今まで何をしていた?」



シェルトは私の義理の兄でアースガルズ軍の総帥。そしてレオンは私の義理の弟に当たる。

不良みたいな口調だが列記とした軍人で中将を務める程の実力はある。だが残念なのはあまり

軍に出席してないことだ。しかもシェルトに似てイケてるため可也モテる様だ。



「で何だ,何か分かったのか」


「さっすが頭がキレてるな,その通りだ,今義姉貴が思っている疑問に答えよう」


「千年焉紀の開催期間か」


「二四三日,つまり八ヶ月後だ」


「何処でその情報を手に入れた?」


「東京湾から南の海域にある海底遺跡だ,オカルトチックに言うとムー大陸があった場所だな」


「ムー大陸て何?」


「芽璃はそこら辺の知識は乏しいんだな,ムー大陸てのは日本と南アメリカに挟まれた位置にあったとされている大陸だ」


「されているとは何だ,不確定という事か」


「ま,そういう事だ」



正直あまり分からなかったので後で調べよう。それは置いといて期間が分かりシェルトも方針を打ち出すだろう。


今日は眠い,回線を切ろう。



「以上で報告を終わる,回線を切る」



そう言って私はベットに入り就寝した。


一話 完

如何でしたでしょうか,このシリーズは一ヶ月に二話のペースで投稿したいと思います。質問や意見等がありましたら占いツクールの聖天ののウェザーミレニアムのコメント欄にてお願いします。作者自身への質問も受け付けております。それでは二話にてお会いしましょう。



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