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夏生詩集

身体いっぱいが

作者: 夏生

うれしい時、きみは

瞳を煌めかせ

声高くなって

舞い踊る


身体いっぱいが

うれしい、になる


悔しい時、きみは

涙浮かべて、頬赤らめて

歯を力いっぱい

食いしばって

拳を震わせる


身体いっぱいが

悔しい、になる



寂しい時、きみは

ぬいぐるみを小脇に

抱えて、何やら語りかける

私に寄り添って抱きつく


身体いっぱいが

寂しい、になる


怖い時、きみは

黙る、静かになる

私にしがみついて

離れない

目をぎゅっと瞑る


身体いっぱいが

怖い、になる


楽しい時、きみは

めいっぱい動き回って

雄叫びあげて、跳び跳ねて

見て、見て!とこちらに

視線をねだる


身体いっぱいが

楽しい、になる


とれたて新鮮な感性が

きみの中で育ってゆく


忘れないで欲しい

身体いっぱいに生きていた

この時を


世を儚んだときに

思い出してほしい


















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