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学生の日常

変化

作者: ミナネナミ
掲載日:2024/06/08

 朝のニュースに流れている給食特集を眺めながらお弁当を詰めていく。


 ーーあ、揚げパン。羨ましい。


 私の地域では、揚げパンがでなくて、“揚げパン”という存在も、かなり大きくなってから知った。

しかも、給食といえばの、トレーを持って、列に並び、係の子によそってもらう、というのもやったことがない。 うちの学校では、配膳係が配り、関係ない人は座って待つ決まりだった。

 だから、時々テレビで見るやり方が憧れだった。


 ーーいいなぁ、給食、私も食べたい。


 昔は給食が当たり前で、お弁当の日は特別でワクワクした。あれ入れて、これ詰めて、と母にねだっていたのが懐かしい。その頃おかずは手がこんでいたし、母が上手く海苔を切って、メッセージやイラストを作ってくれた。

 今じゃお弁当は当たり前で、そんな手のこんだものは作れないし、給食は下手するともう二度と食べられないものになってしまった。


ーーほんと、当たり前だと思っていたものが当たり前でなくなるのが早すぎる。しっかりとかみしめて生きるべきなんだろうけど、長い目で見ないと、そういう、すぐに変わっちゃうものってわからないんだろうな。


ーーでもまぁ、まずは…


  今日やるべきことを把握するのが先だね。


 課題にテスト勉強、毎週の、追試もある小テスト対策…やるべきことが山積みで、給食を食べ、お弁当にはしゃいでいた頃との違いにうなだれた。


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