レコードをかけよう
さて今日は天気がいいからレコードでも聞いてみるかな?
そう思ったとしたら……何が必要になってくるのでしょうか。
いやいや天気が良ければ外に行けって? まあそれはそうなんですけどね。
実はオーディオ以外の私の趣味はキャンプとか登山だったりします。どっちかというとアウトドア派。まあ、なろうに投稿してるだけで説得力皆無なんですけどね。
さて、そんな自称アウトドア派の私でも……天気がいいとき、そして気分がいいときって……なんだか妙にレコードを聞いてみたくなる時があるんですよ。
実際にはオーディオが一番よく聞こえるのは夜なんですけどね。なにより静かだし。あと動いている電気機器が少なくなるから。
電気機器ってそんなに音に影響するの? って疑問の人もいると思いますが、たとえばアパートの隣の部屋の住人が洗濯機まわしていると、確実に音に変化がでます。嘘だと思ったら工事用の削岩機借りてきて、隣の部屋でダダダダって動かしてみてください。確実に音が変わるから。
それは当たり前か。
まあ、そういうわけで、電気機械が動いているとレコードなんて繊細なものはもちろん、CDとかも結構影響しちゃいます。でもそういうの気にし始めると際限ないし適当なところで妥協することが大切ですかね。音楽は聞きたいときに聞くのが一番なのですよ。オーディオファンだからってなにも目を三角にしながらきっちりと聞かなくていいのです。本を読みながらでも、ご飯食べながらでも、お酒を飲みながらでも……音楽を聞くなんてただのBGMでも全然OK。
もちろんがっちりと部屋とかの環境作って、真摯にオーディオ機器と向かい合って聞くのもいいものです。そうですね……例えばマイ電柱とか立てて、アースは5mで十本とか。沖縄がいいとか東京が悪いとか。
――まあそんな「環境」についてのお話はまた後日にでも。
それで、レコードのお話です。当然ですがレコードを鳴らすためには必要なものがあります。
1、レコード
2、針 カートリッジとかスタイラスとかともいいますね。そしてそれをくっつける小さい板がシェル。まあ全部ひっくるめて「カートリッジ」でいいです。最初から全部組み立てられている物もあれば、リード線とかつないで自分で作る場合もありますね。
3、プレーヤー ターンテーブルともいいます。後付けで今はそれぞれに別の意味を持たせる人もいるんですけど、40年前はそんなことなかったんですよね。だから全部ターンテーブルでもいいと思います。もしくはレコードプレーヤーですかね。
4、フォノイコライザー 略してフォノイコなんて呼ばれてます。どんなものか、何のためにあるかとかはまた後日にでも。とりあえず、これがないとレコードは聞けません。
5、アンプ これも説明は後日に。やはりこれもないとレコードは聞けないです。
6、スピーカー なければイヤホンでもいいです。でもレコードを聴く場合でしたらお勧めしませんが。なぜかというとレコードってどうしてもがりがりって音出ちゃうんですよ。それがイヤホンやヘッドホンだと結構耳障りになってくるのです。まあそういうわけで私はスピーカーを推奨しますね。
さて、こうやってあげると結構ありますねえ。全部買ったら高そうです。でもご安心ください。実は「全部入り」のが売ってるのです。
IONとかオーデオテクニカ(オーテク)、オンキョーあたりが有名ですね。1万から2万で2~6まで全部入って、更にトランクみたいに閉じれて持ち運べるというのが売ってます。オーテクにはサウンドバーガーっていってレコードを挟むだけのものもあります。まるでうちわみたいな形。最小最軽量。ただヘッドホンは必要ですけど。でもブルートゥーススピーカーがあればそっちに流すことはできます。
これらのプレーヤーはワンルームにぴったり。トランクみたいな形になるから収納も便利。電池で動くのもあるからキャンプ場にも持っていけます。最高ですね。
ちょっと想像してみてください。キャンプしながらレコードかけてる自分の姿を。かっこいいでしょ? え、そうは思わない? そうかなあ(笑)
かけるレコードにもよりますかね。ゴブリンのサスペリアのテーマなんていいかも。今は中古屋さんにあったとしても希少レコードで高いと思いますが。
でもこれキャンプ場でかけたら、いつのまにか自分のテントの周りに誰もテントはらなくなって静かにキャンプできると思いますよ。少し管理人さんの自分を見る目つきが怪しくなるかもしれないですけど、まああまり問題はないはずです。あと夜中にトイレに行けなくなるかもしれませんが、そういう時はがんばって行ってください。立ちションはだめですよ?
――夜のキャンプ場のトイレって怖いですよね。
曲を知らない人はぜひ検索してみてください。一度は聞いておくべき名曲です(笑)
まあ冗談はそのぐらいにして――
――木漏れ日のもれる静かなキャンプ場――
今日は天気がいいからレコードでも聞いてみるかな? そう思ってお気に入りのレコードをかける。音量は周りの迷惑にならないように、そして自然の雰囲気を壊さないように控えめにセットした。私はそのままゆったりとテント脇の椅子に座りパーコレーターで淹れたコーヒーを飲む。そうしておもむろに昨日読みかけだった単行本を開いた――今日は一日、何もしない日。木々の間を抜ける風が心地いい。
なんてね。結構いいでしょ?(笑)
閑話休題。さてさて。
でもそういうプレーヤーって音は悪いんでしょ?
まあ……そうですねえ。でもオンキョーもアイオンも有名メーカーですし、それなりの音は聞こえます。あとトランク型はレコードがターンテーブルからはみ出るので、レコードを痛めるっていう人もいますが、さすがにオンキョーやオーテクがそんな製品をつくるわけはありません。あまり気にしなくてもいいと思います。
でも一枚10万もする希少レコードだったら、さすがに私もトランク型にはかける気になりませんが。
数枚、あるいは一枚ぐらいしかレコードがなかったら、これもいい選択だと思います。 レコードは中古屋さんで500円ぐらいから売ってます。良いのがあるかどうかは運ですけどね。あとこの一年で中古レコードもずいぶん高くなっちゃいました。円安ですからねえ。アメリカの会社が日本の中古レコードどんどん買っていっちゃうんですよ。
さてさて、まあこんなプレーヤを買えば一応はレコードを聴けます。つまり最低1万ちょっとで聞けるというわけですね。ちなみにこれは好みですけど自分ならアイオンとオンキョーだったらオンキョーですかねえ? もちろんアイオンが悪いというわけじゃないのですが。アイオンも立派なメーカーです。つまりこれは好みの問題。形と音が、どっちかというと私はこっちが好みなんです。でも一方でアイオンの木製のプレーヤーはかっこいいですよね。まああれはトランク型じゃないんですけど。
トランク型よりもうちょっと音がいいのが欲しいって人は2万円台で、そういったきちんとレコードが乗るタイプも売ってます。トランク型じゃないアイオンの木製プレーヤー、かっこいいですよね。ちゃんとスピーカーもついてるし。
そして実は2万円を出してもいいと思うならDENONとかも選択肢にでてくるのですよ。
これも人によって好みは違うけど、もし2万円出していいなら私だったらデノンかな。音の広がりがですね、レコード観賞に合ってるような気がするんですよ。
では、そのあたりの――いわゆる音色のこととか2万円以上のプレーヤーについては次回と言うことで、またよろしくお願いします。