麻雀牌
昨日、仕事から帰ると、子供たちが麻雀牌のセットを僕に見せに来ました。
「どうしたん、それ?」
「ハードオフで買ってきてん」
「へー、そうなん。どれどれ」
僕の息子たち、ダイチ、シンゴ、レントの三人は麻雀が大好きです。普段は、それぞれのスマホで対戦をしています。僕もネットで将棋をしますが、現代は、様々なカテゴリーの物がネット環境に順応しています。井戸端会議はSNSで賑わっているし、中古ショップはヤフオクだし、買い物や映画鑑賞ももネットで事足りる。麻雀にしても、一昔前なら、メンツを揃えるか雀荘に行くのが常識でした。ところが、現代はネットです。凄い時代です。
麻雀牌を買ってきたのは、シンゴでした。旅行で活躍した自転車に乗って買い物をしてきたらしいです。ただ、その麻雀牌は特殊でした。一般的な麻雀牌って、白地に背中が黄土色ですよね。ところが、シンゴが買ってきたのは、牌が真っ黒なんです。
「一目惚れしてしまった」
分かる気がします。かなり格好良い。「白」の牌は、「白」と彫られています。これも、なかなか面白い。ところが、一つ大きな問題がありました。ウチの家には、炬燵がない。つまり、雀卓がない。衝動買いで買ってきたシンゴも、雀卓の必要性は考えていなかったようです。子供たちが、僕に麻雀牌を見せに来たのは、自慢もありますが、
――雀卓がないよ。
というSOSでもありました。帰ってきて、小説の推敲でも始めようか……と思っていた僕は、愛車のスーパーカブに乗ってホームセンターに向かいました。麻雀マットを買う為です。
昨日は、子供たちと、夜遅くまで麻雀をしました。何回かは勝てるのですが、総合的にはいつも負けです。うろ覚えの僕の実力では、現役の鋭い差し回しに敵いませんでした。我が家では、しばらくは麻雀ブームが続くでしょう。僕も、頻繁にメンツに加えられると思います。最近の僕は、子供たちから教えられることが多い。良い刺激になっています。
ところで、もう直ぐ8月が終わりますが、マラソンに向けての練習の再開で苦労しています。膝を悪くした後、その後遺症から今度は腰を悪くしました。僕が信頼している「チャクラ研究所」という整体の進化バージョンみたいな診療所があるのですが、先生からは体の歪みを指摘されました。一時的には治してもらえましたが、歪みというのは癖みたいなものなのです。急には改善されません。普段の生活に支障はありませんが、フルマラソンに挑戦するとなると、これがなかなか難しい。
フルマラソンには、もちろん参加します。ただ、目標の設定を変更します。時間は問わない。完走を目的にします。たとえ歩いても、完走すること目的にします。左ひざの為にサポーターも用意しました。兎に角、最後まで足掻いてみたいと思います。
最後に、拙書「逃げるしかないだろう・下巻」のkindle出版が遅れます。当初の予定では、8月下旬を予定していました。まことに申し訳ありません。推敲は続けておりますが、予定通りの出版は無理と判断しました。この件については、また別の記事でご紹介したいと思います。
今後とも、宜しくお願いいたします。




