表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
だるっぱの呟き  作者: だるっぱ
9/461

キーマカレー

 最近は、映画を見たり漫画を読んだりしている、だるっぱです。昨日は、大島渚監督の「ビルマの竪琴」という映画を見ていました。白黒映画なんですが、見ていると、色が見えているよな気にさせられるから不思議です。漫画は、水上悟志の「スピリット・サークル」を読んでいます。少し古い作品なのですが、かなり面白い。手塚治虫の作品に「火の鳥」がありますが、あの名作を思い出させるよなスケールの大きなお話でして、久々に僕の中でヒットです。


 さて、昨日は久々に料理を作ることが楽しかった。美味しいキーマカレーをのことを思い浮かべると、居ても立っても居られなくなり台所に向かいました。


キーマカレーの材料

・ひき肉 1kg

・玉ねぎ 2個

・人参 デカいの1本

・セロリ 2本

・冷凍枝豆(剝いたもの) 沢山

・コーン 沢山 

・ニンニク 3カケ

・生姜 1カケ

・トマト缶 2缶

・カレー粉 結構沢山

・黒コショウ 適当

・ラー油 適当

・塩コショウ 最後の味の調整用

・コンソメ 適量

・ウースターソース 適量

・みりん 適量

・赤ワイン 適量

・調理種 適量

・サラダ油 適量


 若い頃に、カフェを経営していたことがありました。人気メニューに、フルーツキーマカレーがありまして、当時、そのカレーを食べるために、店前にお客様が長蛇の列をなしたことがあります。毎日、80食分のフルーツキーマカレーを仕込んでいた頃が懐かしい。


 さて、キーマカレーの調理ですが、最初に用意するのは、玉ネギのみじん切りです。目に浮かぶ涙を我慢しながら、玉ネギのみじん切りを用意したら、油を引いた鍋に火をかけて炒めます。ウチの鍋は、テフロン加工された優れもので、デカい上に炒め物も出来る。強火で炒めた後、調理酒をかけて蓋をします。火は極々弱火。そのまま、放っておきます。玉ねぎは、色がつくまで炒める方が美味しくなるのですが、その為に、ずっと掛かりっきりになるのは時間がもったいない。放置プレイです。


 次に、ニンジンの角切りを用意します。デカい人参でした。これが、結構時間が掛かる。セロリも、皮をひいて小さく角切りにしました。それらが終わったら、今度は、おろし金でニンニクと生姜をすり下ろします。これで、下準備は終了です。鍋の蓋を開けます。玉ねぎは、まだ、色付いていません。そこに、すり下ろしたニンニクと生姜とセロリも投入して、強火にして炒めます。焦がさない様に、でも、急かします。段々と、色付いてきました。匂いも最高。食欲がそそります。


 いよいよ、主人公の登場です。そう、ひき肉です。1kgのひき肉を、ドドーンと鍋に入れます。炒めます。炒めます。炒めます。丁寧に炒めて、全体に火が通ったら、次は調味料の出番です。カレー粉は、沢山入れましょう。グラムなんか計っていません。普通のコップの半分くらいは入れたと思います。カフェで仕事をしていた頃は、クミンやターメリック、ガラムマサラ等、スパイスを調合していましたが、必要ありません。カレー粉でいいです。重要なのは、スパイスを油で炒めることです。このタイミングで、黒コショウも入れましょう。


「あっ!」


 重要なことを忘れていました。唐辛子を入れてなかった。これまでは、一番最初に油で炒めて、辛さを引き出していたのですが、すっかり忘れていました。でも、大丈夫。この間、作ったラー油の登場です。適量を、投入!


 段々と、ひき肉の色が変わり、バラけてきました。十分に火が通ったことを確認して、トマト缶を汁ごと入れます。枝豆、コーン、ニンジン。色の三原色を投入します。コンソメも入れます。赤ワインも入れます。みりんも入れます。みりんは、入れても入れなくてもいいのですが、今回は入れました。僕のイメージの中で、辛さの中に甘さが含まれているというのは、大切な要素だと感じています。フルーツキーマカレーを提供していた頃は、カレーなのに甘くて辛いというギャップが受けました。入れ替わり立ち替わり、テレビや雑誌の取材を受けていたのが懐かしい。


 コンソメ、ウースターソース、塩コショウを入れて味を調えていきます。火をかけて水分を飛ばします。グツグツと気泡が弾けます。丁寧に火を通すことは大切です。味がとても深くなります。スパイシーな美味しそうな匂いが立ち込めます。匂いに釣られて、子供たちがやってきます。


「今日のご飯は、カレー?」


「ううん。キーマカレー」


 スプーンで掬って、味見をします。最後は塩加減です。これを外すと、今までの苦労が水の泡です。うん。美味い。


 子供たちは、ご飯にかけて食べました。喜んで食べてくれました。僕は、ビールと赤ワインのアテとして、キーマカレーを食べます。もう少し辛さが欲しいので、更にラー油をかけました。嫁さんも、喜んで食べてくれました。嬉しい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ