子供は親の真似をする
「パパさん、ラー油ないで!」
今晩は、僕が忙しいこともあり、長男が晩御飯を作ってくれることになりました。材料が少ない中、パスタで中華焼きそばを作ってくれるそうです。ソースは使わずに、白だしを使います。ところが、最後の決め手のラー油がないと、長男にツッコまれました。
長男は、料理が好きです。この間、コロナに罹患したので、ホテルに行きました。帰ってきた長男の第一声が面白い。
「料理が出来なくてストレスがたまった」
料理は、長男の気分転換に一役買っていたようです。
我が家では、男の僕が料理を作ります。嫁さんは仕事が忙しいせいで、帰ってくるのが遅い。僕も、料理が好きな方なので、自然とこのようなライフスタイルになりました。その所為で、長男も料理が好きになりました。
次男も、僕の真似をします。若い頃に、僕は自転車でツーリングを楽しんでいました。大きくは日本半周、小さくは琵琶湖一周を何度も走りました。そんな、自慢話をしていたら、次男は自転車が好きになりました。
良くも悪くも、子供は親の背中を見ています。だらしない親ですが、僕なりに心掛けていることがあります。
――生きるって、楽しいよ。
僕は愚痴は言いません。色々と大変でも、人生を楽しんでいる姿を子供に見せようと、僕なりに心掛けています。小説を書くことも、そうした延長線上だったりします。